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拡がる火種

‘荒野の轟’が俺の身に轟音を撒き散らす一団を連れてきた。

言わずもがな、獣人とエルフの少女達とそのお付の面々である!


ただでさえ俺は‘妻’が4人もいる高ランク冒険者である。

更に新しい料理や見廻り隊の親玉でもある。

ヒューズやサリオスでの様な‘ハデな’魔物討伐はしていなくとも、かなりor相当の有名人となっている。





「またエルフが増えているぞ?」


「珍しいな、デュッセに獣人がきたぞ?」


「あれ皆、グレイの所の女だってよ!」


「畜生、やっぱ高ランクは侍らせ放題なんだな?」


「あんなヒョロいのがそんな強いのか?」


「やっぱ、金なのか?」


「私も愛人になれないかなぁ〜?」




冒険者達の僻みは強かった。

俺に取り入ろうと画策する輩も増えてしまった。


ただ。

商人や位の高い人種からの接触が少ない事は助かった。

俺が一般的な商売をしていないからであった。


普通は独自事業を行なう為に取り引き先として候補に挙がる。

俺の事業は仕入れの全てがギルドからなのだ!

しかも慈善活動を‘メイン’とした収益の薄い事業ばかりなので、関わっても大金に繋がり辛い。

発案しても大半をギルド始め各種専門家に知識提供してしまう。

つまり、接触する‘メリット’がないのであった。


最も強力な抑止が、領主様の‘加護’であった!

俺が生み出す‘富’の付随が自領の利益となっているのだ。

更に魔物の対抗力として十分な強さがある。


存在価値が認められていた。



俺が普通に日常生活を送っていれば、自然的に利益が舞い込む。

危害を降り注ぐ魔物も早々に討伐してくれる。


ルドリウス伯は自領から立ち去らない様に悪意を排除しているのだった。




グレイはそんな周囲の裏事情には気付かず、領主の狙い通りに普通の日常生活を送る。







>>>>>>>>>>>

俺はシフォン達の他に少女達を連れて歩く事が増えた。

正確には少女らが付き纏うのだが。


かと言って放っておくワケにもいかない。

獣人少女とエルフの少女だ、何なら何処ぞの好事家に高値で売れる。


‘誘拐’などされたら預かっている俺は困るのだよ!

その好事家が国のお偉いさんだった暁には、国相手の戦闘になる。

勝てはせずとも、領域の一つくらいは破壊出来る、してみせる!!!!

俺の力は魔物と変わらないのだ。

変わらないからこそ、スタンピードに対峙出来るのだ。





そんな少女達に強い思いを持つ者がいた。

リア・カイの‘妹’リリィである!


リアの人生一大事のデートで夕食時に口走った言葉は本気だったのだ。

少女達に対抗意識が生まれたのである!


リリィの両親は彼女が小さな時に亡くなった。

父親に強い思いがあるのだろう。

姉のリアと結婚した俺に父親の面影をみる様になった。

その面影と異性への憧れが混ざったのだろう、俺に特別な感情を抱く事になったのである。



そこに少女達の登場だ。

‘恋のライバル’として認識してしまった。




「グレイお兄ちゃん、リリィはお兄ちゃんの何なのですか?

だだの便利な従業員ですか?

リリィの事は要らなくなったのですか?

リリィの気持ちはどうなるのですか?」



う〜ん。

喋る相手が違えば、言葉巧みに口説き遊び騙した女の追求言だ!




シフォン・リア、どう答えたら良い?

常識的なシフォンと当事者の姉・リアに対応策を訊く。



「罪作りな男だな、既に妹に手を出していたとは。」


「流石に犯罪と成りますよ、責任を取らねば犯罪者です。」





手は出していない

口車にも乗せていない

将来も誓っていない

弄んでもいない


………………俺のドコが悪いの?





「女性にだらしのないトコだな。

無意識の女たらしだ!」


「何度も言いますが、女性に優し過ぎるのです!

思わせ振りが大きいのですよ。」




俺の味方はいなかった。。。。


リリィを宥め、獣少女達と和解を執成すとりなすのに数日を要した。






‘大きくなったら、お兄ちゃんのお嫁さんになる♪’

リリィお嬢様から‘呪いの言葉’を戴いた。



喜んで良いのか?

期待して良いのか?




大きくなった時、他の男と結婚したら泣くぞ?







前回、よく考えずに‘オムライス’→米を登場させてしまいました!

水の多い地方の生産物。

現代日本の様な洗練されたお米には程遠い、家畜飼料を主とした‘雑穀’扱いの食糧。

グレイは独自ブレンドで‘麦めし’に昇華する事に成功♪

‘白米’として食べるにはまだ到らない………。

こんな感じの設定にします。

\(_ _;)





さて。

遂に‘リリィ’がグレイの嫁候補に名乗りを挙げました!

初期設定では兄・カイ君と自立し旅立つ若者でした。

永く生きるグレイの‘若妻枠’として加入させてしまいました♪

次項より、女難〜第二戦へと移ります。

(=´ ▽`=)ノ⌒☆






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