寒天
折角‘海’のある街に来たコトだし、海の幸と云うか‘お宝’を探してみたい。
港を除けば岩礁の様な地形だ。
俺は海無し地方の育ちなので馴染みはないが、例えるなら〜海と崖で仕切られている‘伊豆’の様な海なのである。
‘伊豆’と云えば、俺が探すモノはコレだ!
‘赤紫’色の塊糸状海藻〜〜〜〜〜天草‘寒天’である。
特に決まった種類はなく、朝鮮半島や日本各地でも広く分布している海藻から作られる。
作り方で‘寒天’と‘心太’に別れる。
共通行程は‘天日干し’だ。
期間としては一週間から10日程度、先ずはコレを見つけないとね!
当然の如く、俺は‘現物’の海藻は知らない。
知識として知っている海藻を探す。
先も言ったが特定の海藻ではない!
‘適した’海藻から作られるという歴史があるだけだ。
それっぽい‘品質’の寒天が出来れば良いのだ♪
後の‘磨練’は専門家にお任せである。
少し探すと〜意図も簡単に‘それっぽい’赤系の塊糸状海藻が見つかった♪
波に注意しつつ、採取。
職業ギルドにGOだ!
記憶にある様な木製のトレイと天日干しの場所を用意してもらった。
採った海藻をキレイに洗ってトレイに並べる。
そして‘氷’魔法使いの出番だ!
海藻を‘凍らして’貰う。
コレを天日干しで解凍〜‘水分’がなくなるまで、繰り返すのだ!
俺の説明を聞いたギルド職員が、‘なら魔法で!’と全ての工程・冷凍&解凍を魔法で行なってくれた♪
冷凍は‘氷’、乾燥は‘火’と‘風’の魔法だ。
その日の内に‘サンプル’の寒天が出来上がってしまった!
‘それらしき’寒天が出来てしまったので、‘食品’の試作をする事に。
いや〜、プレッシャーだ!
それなりに大事な作業工程になってしまったので、観覧者はソコソコの人数である。
とりあえず、‘ノーマル’・‘果実入り’・‘牛乳’の三種だ。
やる事は簡単だ。
水に寒天を入れ火にかける→寒天が溶けたら、砂糖を入れ混ぜる。
これだけだ!
後は‘冷やす’だけなのだよ♪
牛乳寒天は、水の代わりor牛乳で割れば良い。
‘ノーマル’で大体の配合を割り探す。
氷菓子作りにおける大前提の‘氷’魔法使いにご活躍頂く。
ココに‘寒天’お菓子が誕生した♪
試食会は大盛況であった。
当然だよね、冷たい‘ぷるぷる’食感のお菓子なんて極上だ!
‘果実’入りの寒天ゼリーは見た目もエレガント。
今回は桃の様なマンゴー系の果物で作った。
瞳を輝かせた子供の頃を思い出す、皆も同様の様だった。
配合の試作で‘濃度’固さの違う寒天も作ってしまったので、更に大騒ぎ。
‘レシピ’と云うか寒天お菓子のバリエーション説明が疲れた。
寒天アイスも好評だった。
この後。
‘心太’の作り方も説明した。
違いは‘煮出す’だけだ!
天日干しして出来上がった‘乾燥’寒天を煮出すのだ。
最後に‘布’で濾す。
この辺りの作業で失敗すると‘臭味’海の匂いが出てしまう!
出来た液体を適量で冷やし固めればOK。
似て非なるモノ。
‘トコロテン’の完成である。
ココまで着てしまったので‘天付き’の押し出し器具も造って貰う。
‘スッッッコン’!!!
音と共に麺状に切れ上がったトコロテンも大興奮。
あの‘手応え’も極上に違いない♪
三杯酢なんてモノはないので代用品‘酸味’のあるスープに入れて‘さっぱり’食感で食べてもらった。
因みに、俺は‘黒蜜’や‘メープルシロップ’をかけて甘味として食べていた♪
この辺りは‘現地人’この世界の人々に任せよう。
俺は‘自分の味’で食べられれば良いのだ♪
寒天お菓子の数々にリアからの好感度は爆上がりとなった!
やはり女のコだ、甘いお菓子は強力な武器になる。
夜を一緒に過ごす日も遠くはないな♪
海のお菓子系海産物・寒天の登場です♪
よく‘天草’などと云われている海藻でして、赤系の塊糸状の海藻です。
一時期集中的にニュースに取り上げられていたので、記憶に残っていました。
子供の頃は‘牛乳プリン’と呼んでいた‘ミカン入り’牛乳寒天をよく食べていました!
最近ではスーパーでも売っていますね。




