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将来

「お、居た居た。

ターナ‘話が’あるんだ、少し良いか?」


未だ、ガーネット・スターの面々は屯していた。



「‘居た居た’じゃねぇよ、兄ちゃん!」


「グレイ、ターナと話してる場合じゃないよ!」



「リアが‘シフォン’さんに連れて行かれちまった。」



カイ君・ルアット・ターナの三人に怒鳴られる。





「はぁ?

シフォンに…………………か?」



先程の会話が頭を過る。

考えを纏める為に出掛けたのがマズかったか?

素早いな、シフォン。


う〜ん。

しかし、どおやっても‘明るい未来’が想像出来ない。。。。





俺はカイ君に言い放つ。


「リアの‘葬式代’は俺が出すからな、許せ!」



「死ぬの確定なのかい?」


「止めて来いよっ!」



「無理だろ? シフォンさんだぜ?」




カイ君、ターナ、ルアットの三人の声が再び響く。


俺は唸るコトしか出来なかった。









暫くして、リアが戻ってきた!


4人で出迎える。

「リア姉が‘生きて’帰ってきた…………。」



カイ君はヘタり込んだ。

緊張の限界だったのだろう!


俺はシフォンが‘殺人犯’とならなかったがコトに安堵してしまった。




「ああ、生きてたな!

よし、先ずは乾杯するか?」


一連の‘元凶’であるはずのターナは呑気であった。。。。







>>>>>>>>>>

「グレイ、話がある。 良いだろうか?」


リアの方から話かけてきた。



「場所は?」


ココは宿の食堂だ。

先程からの面子、ターナ・ルアット・カイ君がいる。




「ああ、ココで構わん。

皆にも‘結末’を知らせなければならない。」


リアは何か‘スッキリ’とした感を醸し出している!???



「わかった。 どんな話だ?」


俺はどっしりと構えなければならない。

人一人の人生に関わる事態である、ココは男として虚勢を張らなければ!





「グレイ、私を貰ってくれないか?」


「戦いの報酬などとはおこがましくて言えない………。

が、私がグレイを‘好き’なのだ!

グレイと結婚して、グレイの子を産み、グレイと幸せになりたいのだ!!!!」



……………。


………。


……。


頭の中が‘真っ白’になった。

予想外の言葉だった!



俺と結婚?

俺と幸せになる?

俺の子供を産む?


俺はマジで‘思考’が停止した。

地球でも結婚はしていない、恋人と云うか彼女とも長続きはしなかったし、何人とも付き合ったとはいえない。


クリスとも軽い気持ちで結婚した。

あんな美人さんとお近付きになれるチャンスだったのだ!

折角の再人生なんだぞ?

美女と結婚なぞ、チャンスがあれば絶対にする。


ただ。

‘将来’などという‘ビジョン’など、地球に居た頃〜遥か昔に想像するコトすら‘放棄’していた。。。。






ターナとルアットのはしゃぐ声で我に返った。

カイ君は未だ呆然中だ。



「返事を聞かせてもらってもイイか、グレイ?」


堂々としたリアが其処にいた。



「い、いや………。」


「へ、返事といっても…………俺は妻帯者だ!

シフォン・シエル・カレンの‘三人’の妻がいる。

君の様な若者が、敢えて妻帯者のおっさんのトコロに嫁にくる事はない…………………よ、なっ!???


リア、自分の人生をもっと良く考えるんだ!」



何処の学校の教師だ?

俺は慌てまくって弁解もどきの言い訳を述べる。


元・中年のおっさんでも若い娘は好きだ。

美少女なら大歓迎だ!

自身に子供はいないから、十代の少女に拒否反応は起きない。

俺は青春を謳歌したかったんだ!!!!





「なあなあ、リア姉ちゃん。

ホントにグレイの兄ちゃんと結婚するのか?」


カイ君の問い掛けで再び我に返った。



「ああ、グレイの嫁になる。

シフォンさん達にも歓迎してもらった♪」




なんですとー!????


シフォン達はリアの嫁入りに否定的ではなかったんじゃないのかな?



どお話が転んだら歓迎待遇に変化するん?????






遂に本当の意味での結婚話となりました♪

未来を将来を見据えた結婚は初めてのグレイ。

頭の中真っ白でも当然ですよね?


初期設定でもリアはグレイの子を産む、数少ない妻。

ただ、設定と随分‘周囲’が違うので……………どおなるコトやら?





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