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ちゃっちゃと

翌朝、海側の防護壁にきた。

何故か‘ギルマス’も同行している。



「これより、魔物の追撃に入る!

接近戦タイプの者は出撃の準備。支援タイプの者は守備兵の合間に移動、配置に着け!」


突如の冒険者ギルドのマスターの乱入。

溢れる魔物と‘にらめっこ’していた守備隊は半ば呆れ気味だ。


「魔物が多くて門は開けれません!」


「魔物が雪崩れ込みます!」



守備兵らが現状を説明する。

周りの冒険者達は騒然とし、騒ぎが拡がっていく。




そんな忠告も騒ぎもなんのその。

ネイル・ギルマスは自信満々に言葉を繋ぐ。


「門の前は直ぐにキレイに片付く。

兎に角、出撃・追撃体制を早くとるんだ! お前ら出番がなくなるぞ?」



女性を引き連れた俺の肩を叩き、胸を張って指示を出した。


困惑のまま、各自準備に移る。

冒険者達もパーティー仲間達に伝を飛ばしていく。

所属の違う防衛隊らは長クラスが指示をし直す。



一晩明け、多少静かになっていた防衛線に喧騒が起った。

突然のギルマスの仕切りに現場の指揮官らも慌てる。


‘騒ぎ’に拍車を掛けていますよ、ギルマスさん。。。。








「さて。

シフォン、カイを頼む。 シエルは俺のサポート、カレンはシエルのサポートを頼む。」


「ターナは自分のパーティーで出てくれ。

無理はするなよ! コッチの冒険者達がメインだ。」




「了解!」


皆に指示を出し、突撃の準備を行なう。

オークやオーガの群れに飛び込むよか遥かに気が楽だ♪

‘ちゃっちゃ’と終わらそう。





俺はいつもの装備で防護壁の上に登る。

シエルは予備のハルバードと投擲用の槍を数本抱えて着いてくる。

シフォンとカイ君も投擲用の槍と矢筒を持ってくれている。

カレンは自身で使う矢の予備筒の束だ!


前方を見渡す。

魔物がいなければ、キレイな海の光景だ!

小振りながらもちゃんとした港付きの海岸である♪



「よし、始めるぞ。

風魔法ぶっ放して離脱で構わんよな、シフォン?」


「ハイ。

魔力回復だと理由付けて、門前の確保と魔物に大打撃を与えて‘散らせ’ば十分です!

追撃は各冒険者達に任せるべきかと。」


何時もの様に美しい顔で送り出してくれるシフォン。



「了解!」


俺は飛び降りた。



‘着地点’を作るべく、鎌鼬を数撃放つ!

着地と同時に桜吹雪の如き風刃・乱舞を巻き散らす。

我ながら見事な作業だ♪


空きスペースを確保。

街を背後に前方向へと放射状に6連射のトルネードを放つ!



サハギンが乱れ飛ぶ。

ハルバートで身近のサハギンを斬り裂きつつ移動する。

槍を投げ、サーペントを仕留める!


背後にシエルの気配を確認したトコで、再びトルネードの6連射を放つ。

街門前の魔物を粗方片付ける。

トルネードの効果で良い感じに魔物の群れに亀裂が入った♪


ま。

港付近の設備を破壊するワケにもいけないので、攻撃には気を使った。

トルネードは小さめ&コントロール付きだね!





街門が開く。

掛け声と共に冒険者達が戦場に駆け出して来る。


俺の役目はほぼ終了だ。

シエルから槍を受け取り、援護射撃としてサーペントを狙い撃つ!


後ろは気にしない。

カレンの矢が次々にサハギンに突き刺さる。



冒険者達が展開したトコで、シエル共々後退するコトに。


門の近くにターナ達とシフォンに連れられたカイ君がいた。

少し運動してくる様だ♪

カレンの射程圏内から外れるなよ、と挨拶して門を潜る。




門を潜った先にギルマスが待ち構えていた。

‘出迎え’と感じないのは何故なのだろう?



「凄いじゃないか!

噂以上の強さだ。 ‘風竜使い’の技、見事だったぞ♪」


ご機嫌麗しゅう‘姫爪’が次々と冒険者達を送り出していた。

テンションか高い。

アンタは突っ込むんじゃないよ!


心の中でツッコんでいた。




暫しの休憩後、再び防護壁の上に登る。

戦場の確認の為だ。


流石‘強爪’ネイル・ギルマスの統治する冒険者達だ。

あれだけ溢れかえっていた魔物を順調に狩り獲っていく。

今日中には粗方片付きそうだ♪




カレンの下ヘ行く。

労いの言葉を掛け、視線の先に居たガーネット・スターとシフォン達の戦闘を眺めた。


シフォンのサポートの下、カイ少年も頑張ってサハギンと対峙している。

ふむ、もお十分Dランクの強さは得た様だ♪


この距離で俺に気付くシフォン。

ふむ、戦う姿も美しい!

迎えに行く事にした♪



シエルにターナ達のサポートを頼み、カイ少年を撤退させる。

幾らサハギンが弱いとはいえ、乱戦の戦場だ。

1時間近くも居れば疲れただろう。

初陣なら尚更だ!

リア姉ちゃんの‘出迎え’まで休憩を摂らせる。



後でまた暴れてもらおう。







夕刻。

全ての冒険者を帰還させた。


追撃戦は大成功を収め、怪我人は兎も角‘死者’は出ず終了するコトが出来た。




街に歓喜の声が拡がって行く。






エルフの郷での乱戦が‘経験’として活きています!

防護壁も他の街に比べ低く造られている為(帝国を刺激しない様)、飛び降りても然程騒ぎにはなりませんでした。


突破口が開けばコチラのもの。

サリオスの冒険者達の盛大な‘鬱憤晴らし’です!

カイ君の実戦経験にも抜群の戦場でした♪





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