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頼み事

新防具が完成して一ヶ月程が経つ。

カイ君の‘専任’を受けてからは二ヶ月近い。


新防具もすっかり馴染み、カイ少年にも嫌味は云われない。

完全新調のカレンも冒険者仕様の防具は好調の様で安堵である♪




そんな中、ガーネット・スターのリーダー‘ターナ’から相談が入った。


「私の兄が‘サリオス’で衛兵をしているのは前に話したよな?」



「ああ、リアに‘振られた’兄さんだったよな?」



「仮にも私の兄をそういう覚え方するのはどうかと思うぞ?」



「ははは。 今の俺は‘リア充’の最上級だ! なんとでも云うと良い!!!」


今日の同行者はカレンだ。

カレンはエルフの美女であり、妻の一人だ!

コレをリア充と謂わず何をいう?





「たまにワケ解らんコトになるな、グレイは。」


溜息と共に呆れるターナ。



「で。 その兄さんがどおしたんだ?」


俺は話を真面目モードに修正する。




「ああ。 どうやら‘魔物’が増えてきたらしい。」


「上の連中はまだ全くなのだが、現場レベルでは冒険者共々無視出来ないトコロまできているみたいなんだ!」



これまた嫌な展開だ。




「そっか、今のトコは‘大きな’被害が出ていないのか。」


「なので、冒険者の私に‘応援’の手紙が届いたのだ。

‘仲間’もいると助かる、と。」



既にロック・オンの様だ。




「俺達かい?」


「そうだ。 折角目の前に‘Bランク’の知り合いがいるんだ、声をかけるのは当然だろ?」



「ふむ。どんな魔物なんだ? 海の中なんぞは無理だぞ?」


とりあえず‘妥協点’を探す。

知り合いとはいえ、簡単に返事をするものではない!




「‘サハギン’らしい。 で、目撃情報として‘サーペント’がある。」


「サハギンって‘半魚人’だったっけ?」



「そんなトコだ、グレイ風に云うとコボルトの‘魚’バージョンだよ。」





「対処は可能か………。 しゃあないな。」



「手伝ってくれるかい?」


「手伝いだけだぞ? 海ん中から‘クラーケン’や‘リヴァイアサン’なんてのが出てきたら逃げるからな!」



俺には水中での戦闘も大物を倒す攻撃手段もない!

‘水圧’に耐える魔物が相手では無謀なレベルといえる。




「なんだ、倒してくれないのか?」


「報酬なら…………‘リア’を出すぞ?」



ニタリと笑うターナ。




「そおいう冗談は‘冗談’にならないのだが。。。。」



俺は丁寧に‘特別報酬’をお断りした。

カイ君に怒られるよ!





「何時出発する? 準備をしなきゃならん。」



「私達も‘馬車’を用意しないといけない。 3日後の早朝の予定でどうだ?」


サリオスまでは通常では2泊の行程である。

ここも宿泊施設という場ではなく、管理夜営地だ。

準備はシッカリしておいた方が安心出来る。




「ん、了解。 俺達は自前の馬車がある。

二台の方が対応の‘幅’が広くて良いだろう!」


「男は俺とカイ君の二人だ。いざという時は夜営連泊も可能だ。」



魔物が溢れている時を考える。

街に入れない状況もあり得るのだ!




「カイ坊も連れて行くのか?」


ターナが意外だとの反応をみせる。



「既に‘Dランク’並みの力はある。 少年の勉強に丁度の機会だ♪」



「危なくないか?」


俺に危険性の認識を問う。




「冒険者には‘危険’は付き物だろ? シフォンとシエルがいる、離脱は問題ない。」



「そして、俺のサポートはカレンがいる!」



カレンを見つめ、力強く言葉を発する♪

能天気バージョンの俺に呆れつつも、最悪の状態を頭に浮かべるターナ。




「私達のサポートは?」


「お兄ちゃんに頼んでくれ!」





アタシらもなるべく守ってくれ、とターナは依頼とは‘別な’頼み事を言ってくるのだった。






‘サリオス’編に移行です!

グレイは‘海の幸’目当てでの遠征となっています♪



体調不良で苦戦しています。

現在‘唯一’の贅沢〜スマホRPGゲームの夏イベも尻切れトンボで終わってしまった………。

話のストックは十分にありますが、何せ下書き状態の物なので‘清書’をする気力が出せない。

健康体が欲しいです。

(ノД`)シクシク





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