回収と換金
サンドリザードの解体は俺・ターナ・ルアットの3人で行なった。
リアは周囲の警戒だ。
リアよりもルアットの方が解体が速い為だ。
カイ君達の‘迎え’はカレンに走ってもらっている。
周囲の安全は確認したとはいえ、念の為だ!
4体目の解体をする所でカイ君達が合流した。
シエルに変わってもらい、カイ君と話をした。
カレンとリアも解体に参加し、手早く持ち帰る素材を厳選・終了をしてもらった。
サンドリザードの素材はソコソコの高価品なので、今日の狩りは終わるコトで同意を得た。
‘凄い、スゴい!’連発のカイ君をシフォンが宥めつつ、休憩を挟み街へ戻った。
ギルドの引き取り場で素材を渡し、ギルドへ向かう。
ココでもカイ君の報告は止まらなかった♪
引き取り場の職員は終始笑顔だった。
和やかに受け渡しが終わる。
ギルドで‘換金’を行なってから、昨日の店へ移動し打ち上げを行なうコトに。
「いや、本当にこんな割合でイイのか?」
ターナが報酬の振り分けを気にする。
「俺達は‘均等割り’を前提にしている、一応ランク分だけコチラが多くもらっただけだ!」
6 : 4の配分にしたのだ。
獲物の探索は俺が行なったが、戦闘はカイ君達を除けば全員参戦だ。
ルアットも弓での先制を行なっているし、ターナ・リアもリザードと対戦している。
‘合同’の狩りと言えば許容の範囲だろう。
これ以上の細かい仕分けは‘同ランク’パーティー間の時に行なえば良いと思う。
カイ君の‘専任’の件の話は行わなかった。
先ずはカイ君とリアの姉弟間で行なうべき事案だからだ!
折角の一般店だ。
皆で食事と会話を愉しんだ♪
数日後、リアから正式に‘専任’の依頼が届いた。
ギルドにて正式にカイ君との‘専任’契約を結んだ。
期間は‘半年’更新制とし、緊急性の解約も承認してもらった。
ヒューズのギルマス‘直々’の指名依頼中という事もあり、すんなり承認された。
ただ。
ソレにより俺が‘特殊’冒険者というコトがデュッセのギルド側に認知されてしまう!
‘副マス’の挨拶を受ける事態となった。。。。
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「よし。 先ずは装備だ!」
カイ君を連れ、防具屋へ行く。
同行者はシエルとカレンだ。
シフォンはフリーである。
カイ君の‘授業’にシフォンまで使うワケにはいかん!
コッチも生活を考えなければいけないのだ。
「いらっしゃい。」
防具屋の主が挨拶する…………も。
「お? まだ防具は出来てないぞ!」
俺達を覚えていた様だ。
「いや、別件だ。
この子の防具を‘一通り’欲しい。 ランクは初心者だ!」
今日の来店目的を告げる。
「なんだい? えっと…………確か‘キレイな姉ちゃん’のトコの子か?」
カイ君の顔を見て思い出した様だ。
流石商売人、客の顔を覚えるのは得意とみえる!
「お、顔見知りで良かった!
‘専任’を受けてな、この子を預かるコトになったんだ。」
「なんだい、結構面倒見がイイんだな!
今時、専任なんて珍しいぞ?」
笑いながら受け答えする防具屋の主。
「成り行きでね。」
あまり嫌な顔は見せずに商談を行なった。
子供用の武具もちゃんと取り扱いがあり、調整の時間を取り二日後の受け取りとなった。
武器は片手剣、盾は軽量のバックラーとした。
戦闘がメインではないので、堅固なシールドは必要ない!
使い方を覚えるのが目的だ。
剣と盾は持ち帰った。
これから命を預ける相棒である、いち早く本人が手にすべき物であると思う。
この日と翌日は剣の取り扱いを教えた。
ターナとルアットのコンビにリアが合流した感じです。
普通の冒険者らはケース・バイ・ケースで‘合同’で依頼をこなす事が多々。
大きな街や田舎では‘クラン’大所帯での冒険者がいると思われます。
人は直ぐ群れますからね!
冒険者のイロハを教える為、装備を用意するグレイ。
人が良すぎます♪
でも、戦闘よりも装備や知識などを重視するグレイならではの行動です。




