順調
翌日は宿の部屋の区割りと配置。
翌々日は買い物と仕上げを行なった。
‘デュッセ’に着いて3日目。
シフォンは部屋の手入れ、俺達は防具屋と冒険者ギルドだ。
3人の装備を‘新調’する為だ。
特にカレンは冒険者をメインに活動していた訳ではないので、装備を見直さなければならない。
本来ならば散財に他ならないトコだが、この特区で無期限の生活をする以上、装備の更新は優先事項だ!
俺とシエルは現在の防具のデザインを引き継いで、素材の高級・高性能化で注文をした。
俺の防具は持ち前の能力から、幾度の戦闘を経ても対して痛みはなかったが‘Bランク’に合わせただけだ。
シエルは探索&隠密行動から冒険者活動に依った防具に変更だ。
カレンは完全に新調。
役割的に弓や魔法を主体とした後衛よりの装備にした。
方向性は今までの‘狩人’タイプと変わらないが、こちらも冒険者活動に適した仕様となっている。
全員300万を目処に注文した。
俺に関しては以前と10倍の価格差だ!
ま、ランク相応の防具となったとしておく♪
一日で900万だ。
うっわ、冒険者ハンパねぇ!!!
オーガ‘様様’になってしまった!!?
ダリルのギルマス、ありがとうございます♪
昼食後、冒険者ギルドへ。
何時もの様に情報収集なのだ。
背後霊は‘隣’にいるので心配はないのだが~シエルを‘知った’職員に見つかったコトで違った騒ぎとなった!
そだよね〜。
美人職員が‘寿’退社だもんね!
しかも相手は妻帯者、目の前には美人エルフ。
大騒ぎにもなります。。。。
上司から大目玉を喰らったデュッセ職員はそのままドナドナされていった…………。
優秀な職員からはデュッセの概要説明と‘パーティー’登録をススメられた。
ココに将来‘勇者パーティー’にも引けを取らない強さを誇る、‘風の花環’が誕生した!
ギルドから出た俺達は街の探索がてら日用品やお菓子などを買いながら宿へと戻った。
(シフォンへのお土産♪)
「おかえりなさいませ。」
シフォンも休憩をとっていた様だ。
宿の食堂で果汁ジュースを飲んでいた。
「ああ。 シフォンもお疲れ。」
「何か食べるかい?
幾つかお菓子とか軽食買ってきたんだ♪」
俺はお土産をテーブルへと広げる。
「ありがとうございます。 こちらの焼き菓子を頂きます。」
フィナンシェの様なパウンドケーキを受け取る。
それらを見ていた女将さんから‘お茶淹れるよ〜!’
と声がかかる。
‘ありがとうございます。’
と言って、女将さんへも焼き菓子をお裾分けする。
「催促したみたいになっちゃったね!
この気配りがモテる秘訣かな?」
お世辞で返された。
まぁしゃあない
美女3人連れてるんだしね!
暫し食堂で寛いだ。
デュッセに着いて一週間。
特に変わったコトはなく、俺は冒険者、シフォンは宿に残って部屋の維持をしてくれていた。
時にはシエルも残し、馬の世話も頼んだ。
「グギャッ!」
妙な声をあげたサンドリザードが倒れる。
「そっちはどおだ?」
カレンが片手剣で留めを刺していた。
「ハイ。 問題ありません!」
シエルが周囲を見渡しながら応える。
カレンの‘サポート’をシエルにしてもらっているのだ。
「ふう。
やはり森でないと緊張します。」
まだ数回とはいえ、カレンは‘エリア’の違う戦闘に慣れるべく奮闘している。
「ん。 そんだけ捌ければ大丈夫だよ!」
「後は一人の時に、魔物に‘囲まれない’様に警戒にも気を回せればイイ。」
それらしいアドバイスをする。
別に腕前に関してはカレンに問題ない。
ただ、離脱に‘木々’を使えないシチュエーションが増えただけなのだ。
「よし。 解体に入ろう!」
今日の獲物はまあまあだ♪
デュッセの防護壁をくぐる。
守衛の詰め所の並びにギルドの‘引き取り場’がある。
アイテムバッグなどないこの世界では、大抵門の近くに配置されている。
当たり前だよね!
デカい魔物を引きづって街中を歩く訳にはいかない。
「お♪ サンドリザードかい?」
「ああ。」
4体分の素材を渡す。
皮と爪と頭だ、今回は尻尾も持ち込んだ。
やはり3人だと大量に持ち帰れる♪
一人だったら頭は無理だ、更に解体が必要だね。
「頭丸ごとは助かるよ! 目と舌も使えるからな♪」
現場で解体すると目玉は難しい。
舌も‘鮮度’の問題だ、移動時間によっては切り口に痛みが出てしまう。
今回は欲張って肉も持ち帰った。
地球で言う‘ワニ’の様なモノなので、身は食用にもなる!
ココ数日で一番利益が出た♪
やはりコボルトではたかが知れている。
順調に冒険者活動を行なえている。
フィナンシェとマドレーヌってどお違う?
→‘卵白’と‘全卵’の違いですね♪
人間の生活が千年以上(?)続いている世界ですし、人間同士の戦争も少ないコトから〜文化レベルは‘そこそこ’にあります。
‘バニラ’や‘コーヒー’等の様に確立していない食材や、‘冷え冷えエール’の様に存在しなかった文化は多々あると思われます!
冒険者ギルドの施設に関しては‘本社’と‘解体所’を別けてあります。
通用門の側に‘引き取り場’がある方が理にかなっていると感じたからです。




