表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/84

告白

俺は当然の如く、ギルマスの部屋へ呼ばれた。



「ご苦労だったな!

グレイが飛び込んでくれたお陰で被害が少なく済んだ。 死者も出なかった。」


頭を下げて礼を言ってくれる。

ホンとに礼儀の良いヒトだ♪




「で、ホントに風魔法(オリジナル)は使わなかったんだって?」


呆れ顔で訊いてきた。



「ああ。」


「でも思いっきしスピードは出したよ。

足場は悪いし‘一回り以上’デカいわ、俊敏だわで…………とにかく焦ったよ!」



俺が渋顔を見せる。




「そう気にするな。」


「何でも突然バイパーが‘怯んだ’と思ったら〜‘大剣’持ったヤツが切り上げ、次手で首を‘断ち切った’って報告にあるぞ?」


「尤も。 首を落とす一瞬、スゴい量の‘魔力’が湧き出てたって〜感知した奴が言ってたが。」



報告書らしき用紙を見ながら訊いてくる。





「そんなトコかな?」


「走って近づいた勢いで‘斬撃’を続けて‘2発’お見舞いしてやったんだ!

切り上げの‘3撃目’で、ようやく吹っ飛んだよ。」


肩を竦めながら詳細の説明をした。




「スゲぇな!

バイパー吹っ飛ばすなんて、なかなか出来ないぞ♪」


ニヤけつつ感嘆の声をあげる。




「全く。 ギルマスが凶暴化するだろうなんて‘口走る’から〜ホントに暴れてられて焦ったよ!」


軽口を述べてやった。



「なんだよオレの所為かぁ?」


「だから俺は、オマエに‘ちゃっチャと’やっつけてくれって言ったぞ!」



ギルマスが反論する。




「無茶言うな!」


あんな数、一人で相手に出来るかってんだ。

オマエは何処ぞの‘副マスター’か?





お互いに笑い合う。


ギルマスとの報告もなんとか終わった。









「おかえりなさいませ。」


シフォンが出迎えてくれる♪




「ご無事で嬉しく思います。」


何か仰々しい?




「所でお伺いしたい事があります。」



「な、何かな?」


ただならぬ雰囲気なんだケド!!?






「旦那様は何者でしょうか?」



は?


シフォンの言葉が続く。




「本来、こういったコトは訊くまいと思っておりました。」


「…………ですが。

ココの所の出来事で確信致しました! 旦那様は‘普通’ではない、と。」



真顔のシフォンだった。





「うーん。 何と言うか…………話辛いコトなんだ。」


俺は頭を悩ます。

何と答えれば、良い???




「旦那様に‘心と身体’を捧げた私にも言えない事情なのでしょうか?」


うぉい。

本気(マジ)モード!!?



「いや、俺からすればそこまでのコトではない!」


「今の様に、シフォンに付き添ってもらえているだけで十分なんだ。

俺は十分に幸せなんだ!」



常日頃思っている気持ちを述べる。




「ただ‘俺以外’にも関係しているコトなんだ。。。。」



苦し紛れに一言ボヤく。








「では。 ‘魂’も捧げます。」



「旦那様が悪魔だとしても‘対価’となりましょう。

そうすれば‘その方々’に関係は及びません!」



キッパリと物凄いコトを言う。。。。



て、いうか。


俺、とうとう‘悪魔’ですか?




一応、神様からは‘他言無用’の忠告はなかった。


内情を話すコトで、俺が‘直接’死ぬ事はないだろう。

俺の立場が‘どおなるか’の問題のハズだ!


こんな俺に付き添ってくれているんだ、シフォンは。

シフォンを信頼しなくてどおする?


シフォンの気持ちに応えなくてどおするんだ!



ようやく俺は覚悟を決めた。





「シフォンの覚悟は判った、話す。

もしそのコトで俺が‘罰’を受けたら…………俺を弔ってくれ!」



「仰せのとおりに。」


「もしあなたが深淵に落とされ、苦痛に喘ぎ苦しみ耐えられない様な罰を受けるのならば〜私も其処に伺います。

あなたと共に苦しみを受けます!」



真剣なシフォンが、強い眼差しで俺を見つめていた。




俺はシフォンの言葉が嬉しく、肩の力を抜くコトが出来た。



「じゃ話すね。」


「俺はこの世界にやってきた人間なんだ。

この世界で生まれたんじゃない。 ‘転生者’なんだ!


前居た世界では、死んだんだ………。

で。

親切で高貴な方々の‘慈悲の心’で、この世界に転生することが出来た!


だから、この世界とは‘違うコト’を幾つも知っている。

そしてこの世界で生きる為に身体が‘新しく’なっている〜俺は‘丈夫で健康な身体’を貰ったんだ♪」



「それがこの世界の人々と俺との‘違い’だ!」




俺はとうとう喋ってしまった。


もし禁句であったなら。

これで、この人生も終わりになるかも。。。。


シフォンと別れたくない。







「解りました。」



は?


一言を述べたシフォンが嬉しそうに答えた。




「え、解った…………の????」


戸惑い、同じ言葉を発し確認してしまった。




「ハイ、旦那様の‘異常性’は別の世界からコチラの世界に移った事が答えなのだと。」


「で。

その‘転生’に関わる事に旦那様の秘匿にしておきたい‘事情’があるというコトですね?」



ホントに理解っている様だ………。




「うん、そゆこと。」



「…………で、驚かないの?」


俺は素直に訊いてみた。




「いえ、十分に驚いています!」



「ですが。

とても旦那様が‘普通の人間’とは思えませんし〜悪魔だと謂われた方が納得できます。」



だから、何故‘悪魔’にしたいの?



「旦那様の異常な性癖も性欲も体力も変態そのものです!

身体だけでなく心も魂も‘捧げる’など、最早疑うことなく悪魔の所業かと。」



キッパリ、スッキリ、ハッキリと応えるシフォン。




俺は呆然としてしまった………。

俺ってそんなに変!??


あ〜もお、なんでもイイや!

小難しいコトは、もお要らないっ!!!!




では。

先ず俺の‘性欲’を受けて下さい♪


俺はシフォンを押し倒した。






神様ごめんなさい!


そして俺に‘再びの生’をくれてありがとうございます!!!





この日はシフォンを抱きまくった!

とにかく抱いた。


シフォンには悪いが、今までの‘蟠り’や‘もやもや’っとした訳の理解らない気持ちの‘全て’を出させてもらった!




俺は。


ようやく。



今までの人生〜何十年もの時間を費やし‘人を愛する’ってコトを理解、いや‘出来た’気がした♪









次の日

シフォンに悪魔・変態・鬼畜、と罵られた。



シフォン、君を愛しているんだよ〜!!!!






前の人生においてグレイは、恋愛経験が多くあったワケではありません。

病弱もあって結婚もしていません。


言葉でしか‘愛’というモノを知りません。

シフォンの気持ちはグレイを動かしました♪

グレイは初めて‘幸せ’を手に入れたといえます。

(←ちょい暴走している)





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ