新たなる人生の始まり
ひゅ〜。
カサカサ。
ん。
心地良い風が吹いているな♪
え。
ココは何処?
目覚めると~快晴の青空、心地良い風の吹く丘だった。
あぁ。
そうだ転生したんだった………。
手は〜ちゃんと動くな♪
足も〜大丈夫。
背伸びをして、軽く柔軟。
ん、問題なし。
よく動く♪
周りを見回す。
危険はなさそうだ。
さて、格好は?
少しゴワついたシンプルな服。
グレーぽいマントに、肩掛け鞄。
腰ベルトには〜小振りのケースと短剣&ナイフ。
ふむ。
何が入っている?
お、手紙だ。
なになに。
‘転生者へ
身体の具合はどうですか?
比較的安全な場所へ転生させましたが~周囲を確認後、手紙をお読み下さい。’
周囲は…………OK。
続きを。
‘先ず、旅人風の衣装&装備にしました。
街に入る迄に‘名前’・‘旅理由’・‘何処から来たか?’等を考えておいて下さい。
名前は自由ですが‘性’は貴族身分が多数の為、気をつける様に。
旅理由は‘冒険者’志望で問題ないかと。
何処から来たのかは〜方角と適当な村からでも問題はない。
当面の生活が出来る様に、ある程度のお金を用意してあります。
通行税や入国税等のある世界なので~有効に使用して下さい。
近くに街道があります。
君達にとって初の選択をしてもらいます。
一方は近く、一方はそこそこの距離。
どちらヘ行っても街はあるので、この世界を感じて下さい。
最後に。
この世界の言葉と文字は認識・使用出来る様にしてあります。
前の世界同様、君達には生なる者として死があります。
自身で未来を選択して下さい。
では、良い人生を。’
ふむ。
ほぼ、聞いた通りだな!
先ずはザッと荷物の確認を。
タオルの様な布に〜大きめな布。
携帯食に水筒。
下着の替えに、お金の袋。
お、結構入ってるな♪
(価値は判らんが……)
腰のケースは………。
ん?
液体入りの瓶???
お、タグが♪
傷ポーションが2本の、解毒ポーションが1本か。
共に‘中級’とある……………ランクがあるようだね!
コレも後で確認だ。
さて。
ちょい跳ねてみる。
おお!
すげぇ軽い♪
走ってみる。
スゴい♪
かなりの速度だぞ?
おっと、道に出た。
さて、どっちに行くかね?
暫くすると~街らしき防壁が見えた。
人や馬車もいる。
列に並んで順番を待つ。
「次。
身分証は?」
「いえ、ありません。」
「じゃ、名前は?
それと目的、何処から来た?」
「名前は‘リュウ’と言います。
両親が亡くなったので~冒険者に憧れて、村から出てきました。」
「ほう。
ちょっと歳くってるな?」
「けど、若い奴ばかりじゃないからな!
まっすぐ進めば冒険者ギルドがあるよ。」
「入街税は〜銀貨1枚だ。
ギルド証を持ってくれば、その分の金は返すよ!」
「「では、ようこそ‘我が街・ガラ’ヘ。」」
お金→国によりデザインに違いは在るが価値は共通
・金貨1→大銀貨10、大銀貨1→銀貨10、銀貨1→大銅貨10、大銅貨1→銅貨5
・金貨1→100万円、大銀貨1→10万円、銀貨1→1万円、大銅貨1→1000円、銅貨1→200円、銅粒1→20円
わかりやすい金額で設定してみました。