表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/84

試飲会・午前の部

翌日は‘職業’ギルドへ赴いた。


バースさんが‘口添え’してくれたからだ。

‘権力の行使’は有り難くもあるが、行動が決まってしまうのが欠点でもある。


この辺の感覚は‘病弱’から来ている。

ホントの病人・怪我人は、予定に‘合わせる’体力・体調がないのである!




愚痴は別として、ココ職業ギルドにて‘有力な’情報が得られた♪


やはり‘食用’ではなく‘香り付け’として〜香水や化粧品、石鹸などに‘試行錯誤’の一端として少量取り扱いがあるらしい。

未だ、利用法が‘確立’されていない素材とのコト。


現物は‘薬師’の所にあるだろうというコトで、二日続けての薬師ギルド来訪となった。




「‘黒枝’はあるかい?」


職業ギルドの方が訊いてくれる。


‘黒枝’と呼ばれている素材が容疑物だ。

蔦の花から採れる細長い種子なのだが、稀に緑から黒く変色したモノが‘甘い’香りを放つ。

香りは弱く中から細かい粒がとれ、粒の方がやや香りが強いとのコト。



たぶん、コレだ。

情報が俺の記憶とあっている♪


確かランの種類で蔦を伸ばす。

‘発酵・乾燥’を繰り返す作業をするコトで‘黒い小枝’の様なバニラビーンズとなる。


中から‘細かい粒’が採れるとなれば当たりだろう!



はっはっは。

病気のインドアも役にたったぜ!!!


‘見覚えのある’萎びた黒い小枝を診た俺は、心の中で小躍りをカマすのだった。





「コレがリュウさんの言っていた‘バニラ’という物ですか?」


「ええ。

たぶん間違いありません。」



「コレは緑色の種子の時に採取して、発酵・乾燥を繰り返し作り上げるんです。」


「残念ながら正しい加工法は知らないのですが、この黒枝は‘偶然’出来た不完全なモノと思います。」



記憶を呼び覚ましながら説明する。


「この匂い、確かに‘バニラ’です♪」





「どの様にして使うのですか?」


「俺の知識は些細なモノと前提して聞いて下さい。」


「メインで使うのは、この‘粒’。

中身をとった‘鞘’は香り付けとして、鍋に煎れます。

兎に角、調理過程で‘混ぜる’だけです♪」


ほぼ‘バニラエッセンス’しか使っていなかったが、料理番組での使用法もこうだったハズだ。



「そして‘抽出’して‘液体’にしたモノもあります。

この抽出法は確か…………。

‘アルコール’での抽出で良いと思います。

‘オイル’での抽出もありましたね!」


「全て、お菓子・甘味に使っていましたよ!」


ホイップクリームやプリン、クッキーを思い出す♪




「ほぉ〜。」


「甘味だとよ!」


「お菓子だー♪」


一部で歓声が挙がる



「少し試してみます?」


一応聞いてみる。



「出来るのですか?」


「ええ、ホントの‘お試し’です。」


直ぐに食い付きました♪




「ミルクティー用のミルクと砂糖を用意出来ますか?」


「おい、持ってこいっ!」


一人が叫び一人が疾走る。

たぶん、甘党派なのだろう



俺は作り置きのコーヒーを温める。

昨日のコトもあり、こういう時の為に持参していたのだ。


用意してもらったミルクと砂糖を別の容器に入れる。

そこにバニラの粒を加えて、温めていく。



「お、甘い匂いがしてきたぞ♪」


砂糖とバニラ粒を調整する。




小振りのカップにコーヒーとバニラ入りミルクを注ぐ。

コーヒーちょい少なめのミルク多めにしてみた。

‘甘味’の試作だから♪



小皿に一口分入れ、先ずは自分で試飲。



「美味いっっっ!」


やった成功だ♪♪♪




皆も次々試飲していく。


行き当たりの試作は大成功だった♪







「美味いぞ!」


「香りが素晴らしい!」



「あのコフィがこんなになるなんて!!? 」


「ミルクだけでも美味い!」


たった一口レベルの試飲会が大盛況となる。




「よし黒枝の発注だ! 緑の状態のも仕入れろ。」


「発酵は先ずは紅茶の手法で試してみよう。」


「抽出は薬師で頼むぞ!」



次々と話が進む。





「所で。

リュウさんのコフィはどのように淹れているんですか?」


『あ、気づいた!』

一人のスタッフが俺のコフィの入ったポットを視て訊いてきた。



「コレは商会の方に‘俺個人’で飲むという条件で譲ってもらったコフィで淹れたモノなんです。」


「‘了解’を取らないとお話するワケには…………。」



素直に事情を説明する………も、虚しく。


「そうか。

なら、商会にも人をまわせ。」


「コフィの淹れ方の許可を取るんだ!」



他にも気になっていたスタッフがいた様だ。

空かさず指示が飛んだ。






あ〜あ。

大事になっていく。。。。


バルトルさん、ごめんなさい。





長いので分けました。

グレイは単なる‘甘味好き’なだけなので、ホイップクリームとクッキーくらいしか作った事がありません。

アイスクリームやプリンは市販品で、作り方のみTV・雑誌等から知識があります。

他にも何点か作り方の知識を持っています♪


抽出の違いは‘水溶性’と‘油性’だと記憶しています。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ