一触即発
バルトルさんの店から‘一抱え’もののコーヒーを持って宿へと戻った。
試行・試飲会は〜
地球での大体の量を目安に、ポットを3個用意してもらって行なった。
運良く、この一回目で及第点のコーヒーの味となった♪
俺はBの適量が、バルトルさんは多めのCの分量。
やはり‘とろみ’が通常だったコトで、濃いめのコーヒーが口にあった様だ。
兎に角。
コッチの世界でもコーヒーが飲めて感激だ!
で。
この夜〜何時もより‘滾った’俺はシフォンを何度も何度も、抱いた♪
途中でめっちゃ怒られたのは、お約束だ!
コフィは‘活力’の飲料水。
‘興奮剤’の効果はバッチリの様だ。
朝になっても激オコのシフォンに平謝りした俺は、朝食の後‘中庭’でコーヒーを淹れさせてもらった。
もちろん、シフォンに‘味見’してもらう為だ!
良い香りにマッタリしていると~宿の主人が釣れた。
「この匂いは……………コフィですよね?」
「ええ。
この街の露店で見つけたので、昨日購入して来たんです。
〜ご主人も味見しますか?」
「よろしいんですか?
余りにも良い香りなので、つい覗いてしまいました!」
「どおぞ。」
シフォンと宿の主人にカップを渡す。
一口。
シフォンと宿の主人の時がとまる。
「美味しい。」 「美味い!」
口に合った様だ♪
俺もコフィを飲みながら追加分のポットを火にかけた。
午後。
俺は冒険者ギルドに来た。
もちろん、突きに来たのだ♪
今回も‘護衛’依頼書を見て回る。
やはり‘増員’・‘値上げ’・‘力量’などの条件が視られる。
後方に気配とほぼ同時に声が掛かる。
「討伐の依頼は受けれそうですか?」
やはりあの職員だった。
「いえ。
ようやく宿を新しく決めたトコなんです。」
「暫くココに逗留しようと思いまして、買い物とかで立込んでいるんですよ!
近くまで来たので、寄ってみただけです。」
‘逗留’の情報を与えてみる。
「それは良い情報を頂きました。
あなたの様な‘強い’冒険者の在席は、この街の今の情勢下では心強いモノです。」
微笑みで応える。
「‘強さ’って判るの?」
「これでもギルド職員ですので。
ある程度務めておれば視て判る様になります!」
「スゴいね!
俺はまだ、見ただけじゃわからんよ。」
卑屈気に応える。
「ご謙遜を。
〜私が声をかける前に気づかれましたよね?」
……………沈黙。
やべぇ、漫画の様な睨みあいになっちまった。
このヒト、シフォンとタメ張れるぞ!?
「言ったろ、見ては判らないって。
‘気配’くらいなら、判るよ! ‘足音’しなかったし。」
誤魔化してみるも……………‘微笑み’が止んだ。
「ハイ、そこまで!」
「お二人さん、話がある。 応接室に来てくれ。」
恰幅のよい、明らかにトップの気概を纏う男が仲裁に入ってくれた。
応接室に入る。
先程の男がドカッと座り、話かける。
「すぐ茶が届く。 座ってくれ。」
ギルド職員は左側〜俺は右、向かいの男からは左手側に座る。
右手使いなら、妥当な座位置なのかな?
素人なりの推察をしながら、相手の男を様子見する。
「そんな警戒するなよ!」
「俺はココ‘ヒューズ’のギルドマスターをしている‘バース’だ。
ウチの職員が迷惑をかけたな、謝罪する!」
拡げた両腕をテーブルに置き、頭を下げる。
「で。 そちらさんは。」
「先の挨拶、ありがとうございます。
‘B’ランク冒険者のグレイといいます。」
「ひゅ〜。
Bだったかよ、Aかと思ったぜ!」
「良かったな‘シエル’
ギルドの中じゃなかったら大怪我だぞ!?」
‘シエル’と呼ばれた職員が驚きの顔をする。
一礼の後、挨拶に入った。
「先程は大変失礼致しました。
‘ヒューズ’ギルド職員の‘シエル’と申します。」
「冒険者時代のランクは‘B’でした。」
はは、は。
やっぱ ‘ホンモノの’Bでした。
俺は‘ラッキー’取得のBだもんね!
あれ?
ギルマスさん、AじゃなくCの予想じゃないの???
「失礼します。お茶をお持ちしました。」
女性職員がお茶&茶菓子を持ってきた。
よいタイミングだ♪
「さて、グレイさん。
この街にはどんな用事で?」
ギルマスが‘さん’付けで質問してくる。
いや、尋問か?
「いえ。ただの逃避行です。
嫁〜彼女の家とモメましてね、‘冒険者などに娘はやれん!’と。」
「旅先でコチラの‘辺境伯’様の噂を聞きましての来訪です!」
半分ホントの理由を述べる。
ガラの副マスの手腕なら~コレで察するハズだ。
「そうか、モテる男は辛いな。
因みに、嫁さんは成人しているんだよな?」
「ハイ。
まったく持って成人しています!」
「このセリフは聞かれたらヤバいですが。」
「………ぷ。ぶわっはっは!」
吹き出すギルマス。
「面白いな、オマエ! 暫くココにいるんだろ?
近頃、魔物の数が増えているんだ。
落ち着いたら間引きに協力してくれ!」
「じゃ、俺は業務に戻る。 ‘シエル’後は頼んだぞ!」
笑いながらギルマスは退出していった。
おいっ!
このヒトと二人にするなよ!!!!
沈黙が続く。
仕方ない、茶菓子を食べよう。
おお。
なかなか♪
「このお菓子はどちらのお店で購入出来ますか?」
あ。
つい聞いちゃった。
「ぷっ。 ギルマスの言うとおり、面白いヒトですね、あなたは。」
今度はシエルと呼ばれた職員が吹き出す。
なんかバカにされた感じが…………。
「そおですか?」
「面白いなんて~生まれてこの方、今日初めて言われましたよ。
しかも、二度も!」
更に笑う、暗殺者。
そろそろ………か?
切り上げるべく残りの紅茶を煽る。
「では。 そろそろ失礼します。」
「他にも用事がありますので。」
席を立ち、出口へと向かう。
殺気!??
振り向くよりも先に離脱する!!!
そこには驚きの顔の‘シエル’さんが着地するトコロだった!
どおやら~咄嗟に‘ハイスピード’で移動をカマした様だ。
‘シエル’さんの移動速度よりも、速く。
「そんな…………。」
「私より、、、、、速い!???」
「驚かさないで下さい。 びっくりしましたよ!」
ヤッッッッバ。
魔物だったら‘風刃・乱舞’で切り刻むレベルだった!
よく撃たなかったよ、俺。
「申し訳ありません。 少し軽率でした。」
「………ロビーまでご案内致します。」
ギルドを出た。
どっと‘汗’が出る。
ふ〜。
ホンとにヤバかった!!!!
アレ、たぶん試したんだろう…………俺を。
あんなコト ‘本当に’やるヤツいるんだ!
ギルドじゃなかったら〜ホントに叩き込んでたよ、何も考えずに。。。。
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彼を見送る。
ギルドの扉を抜けたと同時にヘタり込む。
身体の震えが…………止まらない!??
冷や汗が全身を包む。
死ぬ…………殺されるトコロ、だった?
あの一瞬、彼から凄まじい魔力が湧き上がった!
たぶん、私の‘悪戯’に対応出来なかったのだろう。
全力で回避行動をとったのだ、きっと!
彼が踏みとどまってくれなかったら〜今頃は。。。。
「おい。
大怪我するって言ったぞ、俺は!」
ギルマスが渋顔で立っていた。
数人の職員と共にマスター室にいる。
「で。
ギルマス、先程の魔力は何だったのですか?」
この部屋にいる奴は‘あの’一瞬の、鋭い魔力に気付いた者達だ!
「ああ。
そこの馬鹿が…………俺が言ったにも関わらず、奴さんに‘ちょっかい’出した所為だな。」
「ちょっかい、で?」
「ああ。 たぶん、力試しでもしたんだろ?
何時もの様に。」
「ただ。
奴さんが‘遊び’だと思わなかったんだよ、思えなかったか?」
ギルマスは推察・追求をする。
私は一度だけ頷く。
「全く。」
「一歩間違えればギルドが吹っ飛んでたトコロだぞ?
そんで‘シエル’は即死〜奴さんは‘殺人’で、‘逃避行’が‘逃亡生活’に鞍替えだ。」
周りがどよめくも、直ぐに静かになる。
あの魔力で想像が出来たのだ!
「シエルは暫く謹慎だ。」
「‘ライラ’
スマンが茶菓子でも買って来てくれ。」
(←バースの補佐官)
は〜。
謝罪しに行かんとなぁ~。
アレが‘ダリルの風竜’か……………もうトボケられないしなぁ、どうする?
ま。
何にせよ‘カルカディオ’にやるには勿体ない、に同意だ!
‘カルカディオ共和国’ 〜ダン君達が所属の国〜
勇者を多数輩出している強国で、聖女のいる国もある。
魑魅魍魎の渦巻く、この世界の最大の国である!
グレイがBで良かった〜バースの発言?
グレイ・シエル共にBランク→普通は拮抗!?
バースはグレイをAランクと‘推測’
→→Bでは敵わない! →→→ケガ確定!!!
シエルがグレイとの力量の差を‘見誤った’為の出来事。
(グレイにはA相当の力があった)
ロビーや食事スペースで魔力を感知した冒険者は〜ギルド職員が応対鎮静の設定。
※自分で書いていてなんですが、バースの発言が疑問になってしまったので脳内をまとめてみました。
この解釈で進行させてもらいます!




