序章・02
問題なく投稿出来ているでしょうか?
第2話です。
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「んっ………。」
『あー疲れた。
何だよ、あの連中は…………?』
『全く、無茶難題〜いろいろ言ってくれちゃって。
そもそも、そんなにあげれるワケ…………ないよ?』
『はぁ。
兎に角、残りは後一人だな!』
「えっと………? ココは?」
「あの、すみません〜ココは何処でしょうか?」
とりあえず現状把握だ。
『ああ、やっと目覚めたな!』
『ココは〜君達の言う‘天界’みたいな所だ。』
『君は死にました。 山崩れによって!』
『で。 その山崩れの原因が~コチラの神々と魔族の戦いの‘流れ弾’って事なのだ。』
『申し訳ない! 謝って済む問題でない事は理解している。』
『改めて言わしてもらう。申し訳ない!』
『従って~我々で救済措置を取らせて貰う事にした。』
『‘転生’だ。』
「え、転生!?」
『説明する。』
『コチラの不手際で、君達を死なせてしまった。 その代わりに‘転生’つまり‘生き返り’をさせてもらう。』
『しかし君達の身体は‘遺体’として回収されているので…………とれる策を二つ用意した。』
『地球での‘生まれ変わり’〜か、コチラの世界での‘転生’〜のどちらかを選んでもらいたい!』
『後者は所謂、君達の言うところの‘異世界転生’というものだ。
先に面談した‘若い子達’がそう言えば伝わる、と言っていた。』
『そしてだね。』
『先方の子達が〜それはもう大層騒いでね、とても大変だった…………んだよ!』
『我々はとても疲れた。。。。』
『で、君はどおする? ‘生まれ変わり’と‘異世界転生’だ。』
『どちらにする?』
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「えっと、質問を幾つか宜しいですか?」
「先ずは〜転生先の‘世界’とは、どんなところなのでしょうか?」
『ああ、コチラの世界は〜解り易く言うと‘剣と魔法の世界’といった所だ。 地球の中世の様な時代で‘魔物’もいる世界だ!』
『なので。 君達が生活出来る様に、幾つかの‘能力’を与えるコトにした。』
「ああ。 先程、何か愚痴ってました………ね?
‘能力’と言いますと、転生先で生きて行く為に有用な‘力’って認識で良いのですか?」
『その認識であっている。』
『理解が早くて助かるよ!』
『ただ、何でも良いって訳ではない。
過ぎたる力で〜こちらの世界を‘崩壊’されても困るからだ!』
『大体、一人に対して〜1つか2つ程だ。 その与えた力に沿った‘補足’・‘修正’を行なう感じで追加がされる。』
そうか………。
「では。 ‘丈夫で健康な身体’にして貰えますか?
それともう一つ。 ‘素早く動く事’の出来る能力が欲しいです!」
『え………!??』
『ソレだけで、良いのか?』
『先の者達は皆………。
勇者の力くれ!
聖剣が欲しい。
聖なる鎧が欲しい。
強大魔法を放ちたい!
大賢者になりたい。
無敵にしてくれ!
大魔法使いになりたい。
何で‘アイテムバッグ’ないんだよっ!
空間移動って出来ないの?
不老不死もダメなのかよ!
等々。
とにかく遠慮がなかったのだよ。。。。』
『君はホントに、それだけで良いのか?』
「えっと。 俺……いえ私は‘長い間’病気がちでして………、体調の良い時の方が少ないくらいでした。」
「唯一の楽しみが‘バイクに乗る’事でした!
ただ、年々バイクを取り回す事らも大変になってきていたんです。 身体が弱って来ているんです!」
「治る見込みもなくて…………毎日が不安だったんです。」
「だから、‘健康な身体’が欲しかったんです!」
「それに‘速く’動ければ~戦闘も可能だと思ったんです♪」
『そうか。』
『でも魔法のある世界だ、折角なんだし魔法も与えよう!』
「え? イイんですか?」
『ああ、良いぞ。』
『君は先の者達の様に強要をしてこない。』
…………。
「では‘風’を使える魔法なんてありますか?
希望の身体や能力と‘相性’良さげだし〜‘攻撃手段’としても使えそうなので!」
『お、それは良い。』
『では‘風魔法’の‘オリジナル’にしよう!』
『‘オリジナル’とは自分で好きに創れる魔法の事だ。』
『なら、魔力も多めにしないと使えないぞ?』
いろいろ追加をしてくれるみたいだ!
ありがとうございます。
『それでは纏めよう。』
『‘丈夫で健康な身体’・‘素早く動く力’・‘風魔法’〜以上の‘3つ’の力が、君に与える能力だ。』
『‘魔力’は多くしておいた。』
『後、何か聞きたい事はあるか?』
「えーと、何人巻き込まれたのですか?
それと、皆の行方は?」
『君が最後だ、まあ一人くらいは全員の行方を知っているのも良かろう。』
『巻き込まれたのは、13名』
『大学生4名が、勇者パーティー。
若い男子が、剣客。
若い女子が、魔法使い。
30代の夫婦が、拘りの料理店経営。
60代の夫婦が、料理の美味しい宿経営。
地球への‘生まれ変わり’が2名。
〜そして、君だ。』
『向こうでの遭遇も、君の旅路によってはあり得る。』
『それでは、そろそろ良いかな?』
「いろいろありがとうございました。」
『では、良き人生を。』
俺は意識がなくなった。。。。
『少しばかり‘オマケ’をしといたぞ♪』
‘次話’投稿に気付かず、右往左往していました!