早々と
朝イチで宿をチェックアウトする。
東門なら通れるそおだ♪
宿主にはガラへ帰ると伝えてある。
居場所の連絡を伝えていれば非はない。
屁理屈と言う。
流石にシオンさんは居ない。
クリスさんのお世話をするのがお仕事のメイドが〜一冒険者の監視をするのはおかしい!
足早に街道を進んだ。
オーガ戦の時のキャンプ地で軽く休憩。
夕刻までにガラへ着く様に、更に足を早めた。
途中、ダリル方面から‘馬車’が来た時は〜ちょい焦った!
商人の馬車であり、スタンピードの所為での仕入れ調整に動いているとのコト。
見覚えのある景色に気づいた時、なんともいえない安堵感に包まれた♪
定宿の夕食に間に合う時間にガラへ到着するコトが出来た。
次の日。
面倒事を後回しにすべく、武器屋へ挨拶に行った。
「おう。 早いな!」
「剣の調子はどおだった?」
うーん。
戦闘確定の挨拶だよ。
「ええ。
とてもイイ手応えでした!」
「ざっくざくオーガが斬れましたよ♪」 (←三割増)
正直に感謝の礼をする。
「そおか。」
「ところで、ギルドから指名手配の連絡がきているぞ。
副マスに挨拶はまだなのか?」
俺は犯罪者か???
両手剣をメンテに出し、ギルドに向かう。
扉をくぐった所で左右の腕を両側から掴まれる。
「副マスがお呼びです♪」
微笑みを浮かべたギルド壌’Sに連行された………。
「やぁ。 いっぱいヤッたみたいだね♪」
「早く片付いて良かったって。」
労いの言葉をかけてくれる。
「所で。」
「ダリルの冒険者ギルドから‘指名手配’
の連絡が届いているんだケド、心当たりない?」
笑顔が眩しい。
「えっと。
デートを愉しんだ後、朝イチでチェックアウトしました。」
「え? ヤリ逃げ!?
ハヤい男は嫌われるよっ!」
なんだ、この会話は。。。。
ふざけ満載の事情聴取の後、ようやく釈放された。
酒でも飲もう。
折角なので、何処か昼でも酒を提供している店を探す。
(←ギルドでは呑める)
酒屋提供の飲食スペースで、幾つか注文し好みを探す。
すべての酒がテイクアウト出来るので、2種各1本づつ購入した。
途中の露店でおつまみやサンドウィッチを仕入れ、この日は宿に戻った。
一週間程たった朝。
こめかみをヒクつかせたクリスさんが宿の食堂に座っていた。
部屋へ戻ろうと踵を返すと、シオンさんが立ち塞がっていた………。
いつの間に背後に!?
背後からは男の専売だぞ!
俺は大好きなんだ♪
「君はそんなキャラだったかな?
私に断りもなく帰ってしまうとか…………。」
「い、いや。
急用を思い出したモノで。」
「ほう、どのような用件かな?
私より大事な用件とは余程のコトなのだろう。
ぜひ伺いたいと思うのだが……………如何だろうか?」
げ、激オコさんだ。。。。
コレは定番の地雷をカマしてみよう………。
「そんな力を入れると折角の美人が台無しです…………よ?」
(←シワが増えますよ的な)
「ほう。
その様な歯の浮くようなコトも言えるのだな?」
ま、まったくテンションが変わらんぞ!??
別の攻撃が必要だ。
視界の端にシオンさんが視えた。
じ〜と、シオンさんを見る。コレだ♪
「では。
ご一緒に昼食でもどおでしょう?」
「何故、シオンにっ!?」
ようやくしかめっ面が崩れた。(笑)
「この前の様に街ブラして〜お洒落な店でお茶しましょ♪」
シオンさんを口説く。
「わ、私は〜〜〜?」
クリスさんが慌てふためく♪ (大笑)
場が馴染んだトコで、俺が帰った後の状況を聞く。
俺の風魔法の攻撃はかなりの打撃があったそうで、戦局に多大な影響を与えたとのコト。
そして。
‘スパイラル・トルネード’は攻撃力の強さから‘第一級攻撃魔法’に当たり、特殊性から俺は‘オリジナル魔法’の使い手とされた。
攻撃力の強さで‘特大’・‘一級’・‘二級’と分け、属性に応じた通常魔法を‘一般’、高度な魔法を‘上級’というとのコト。
そして光属性の‘上級’使い手は少ないらしく‘聖女’はココに含まれ、‘勇者’も使い手として有名らしい。
聖女や勇者がホントにいる世界なんだ〜。
というコトは、‘大学生組’は問題ないのかね?
迎撃部隊の方から‘あの攻撃’の使い手の問い合わせが多かったが、ギルドの公式発表を控える様に‘クリスさん’が騎士隊長らに頼んでくれたらしい。
(←俺が帰ってしまったから)
尤も。
ガラの応援部隊から‘俺’の情報は漏れているとのコト。
その内、なにかしらの褒賞が出るって!
両手剣の支払いに回すとしよう。
魔法もスタンピードも‘等級’をつけての差別化をしました。
ポーションも効能で等級をつけているので。
クリスさんの‘激オコ’は次項への前振りです♪




