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ダリルの長い一日

夕日が真っ赤に染まったこの日。

漆黒の影が蠢いた。



冒険者や商隊などから異変の連絡が届く。

守衛らが見張り台へ駆け上る。


南東の山際から揺れる黒い影が視えてきた………。






「どうだ?」


防護壁にダリルの冒険者ギルドの副マスターが登ってきた。



「ハイ。

既に魔物の構成が確認出来るまでの所に迫りました!


偵察組からの報告と同様、ゴブリン・トロールを従えたオーガの群れとなります。」




「ちっ!

トロールか…………。」


戦況によっては壁を抜けられるぞ!!?

街に魔物を入れるワケにはいかない。



「現時点の情報をまとめ、各所に正式報告をしろ。

ガラにも応援要請だ!」




コッチの迎撃体制が間に合うと良いが…………。









夜が明け〜すっかり明るくなった頃、ようやく魔物との戦いが始まった。


前衛はゴブリンだ。

進行が遅かった理由はコレだろう。



「大窮隊は待機、弓隊が前に出ろ!

ゴブリンを間引き、トロールをおびき寄せるんだ!


トロールが圏内に入った場所から〜大窮を放て。

判断は各リーダーに任せる!」




オーガ迎撃戦が幕を開けた。







開戦後半刻(30分)を過ぎた頃、南東の山間の平地際から〜一級攻撃魔法が放たれた。


渦を巻く太い風の突撃筋が後衛のオーガを斜に弾き、トロールの右翼を削っていった!

地を疾走る龍の様であった。




突然の出来事に、魔物に大打撃を与えた攻撃だと気づく者がいなかった。


長めの一拍後、歓声が挙がる!



トロールの動きが鈍り、オーガが混乱を起こしていた。


チャンスだ!

「魔法攻撃隊、トロールを潰せっ!!!」



幾つもの火球がトロールに放たれた。






この後、再び風の攻撃魔法がオーガに炸裂する。


夕刻近く。

〜迎撃戦は終わりを迎える事となった。










>>>>>>>>>>


俺達はダリルから距離をとり、街道沿いの休憩地でキャンプを張るコトにした。


二度目の‘スパイラル・トルネード’はオーガの中枢に見事命中し、かなりの数を減らす効果を出せた♪



戦域がダリル寄りに狭まり〜西側に膨らむ様相になった為に、これ以上の戦闘を中止にしたのだ。





「大丈夫だとは思うが、警戒は怠るなよ!」


クリスさんの指示が飛ぶ。


ガラ方面へ逃走出来る向きに馬を配置した。

ダリル側は見晴らしが良いので、襲撃の回避が容易な場所である。





ガラからの応援部隊とは…………完全にすれ違った様だ。

報告の早馬に遭った。


簡単な情報交換を済まし、早馬はガラへと走り去る。

応援部隊の陣はもう一つ手前の休憩場所とのコトだった。








翌朝、ダリルへ向かう。


既に応援部隊は居らず〜警戒しつつ街へと近づいた。




警らの冒険者と遭うコトが出来、スムーズに街に入れた♪


昨日の内に迎撃戦は終えた、とのコト。





浮かれ気味の空気の中を、街の無事を確認しつつ騎士隊拠点へと向かう。


お偉方は会議の為不在だが、クリスさん達はこれまでの行動報告に入ってしまった。




面倒事の予感がしたので~街中へ紛れるコトにした。



「何方にお出掛けですか、リュウさん?」


シオンさんに見つかった。



「いえ、街の見学に。」


‘いえ’と口にした時点でマズい………。




「お一人での行動はお控え下さい。」


無表情がコワいよ!




「では、一緒にどおですか?」


直球勝負にしました。

美女相手の‘デート’と洒落込もう♪






夕刻前にシオンさんと別れるコトに成功!

クリスさんの元へと帰ったのだ。


俺は宿の‘特定’で監視を免除してもらった。




まあ。

駄目だったら~一緒に‘お泊り’を要求したケドねっ!



風呂入って酒でも飲もっ♪♪♪






投槍が命中したとしても全部が致命傷とは考えられません。

なので2回目の風魔法を用意しました。

‘嫌がらせ’にしては過剰な攻撃でしたね♪





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