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私の気力

作者: 海原みつる

自己満足のために執筆したので気分を害してしまうかもしれませんが、ご容赦ください。



今はなにもしたくない



この一秒に意味は無く

この一分にも意義は無く

この一時間に目的は、

この一日に結果はあったのだろうか


まずは問おう

何を為した?


呼吸。していた。

瞬き。していた。

思考。していた?


思考はしていただろう

していなければ、この文章は存在し得ない


では意味、意義、目的、結果は?

有ったのか、無かったのか


結果と言っては語弊がありそう

成果?報酬?

はっきりとした答えが得られないのはいつものこと


では、この問を投げかけたのは誰だろう


そう「何を為した」という問は誰が誰に対して発したのか



ああ、それは私だ


これを書いている私と、これを読んでいる()()

これを書いている私と、これを読んでいる()()にむけて


尋ねて、聞いて、問い質している。


私は何を為した

それに意味は、意義は、目的は、結果は、有ったのか



書いている私はこう答える

「この文章を書いている。意味はあった」と


書きながら読み返した私はこう答えるだろう

「この文章を読み、問い、答えている。意義はあった」と


未来の、数日か、数ヶ月か、数年か、将又、数十年後か

そのときの私はこう答えるかもしれない

「あのときの私はどうかしていた。無意味と無気力のなかで藻掻いていた。あの文章に目的は無かった」と


未読1

  

 書いている私と書き途中で読み返している私へ


叶うならば私はあなたの誤解を正したい。未来の自分がこの文章を目的がなく書かれたものだと見なすでしょうか。答えは否です。この文章には少なくともあなたが生きる目的が書かれていた。あなたの言ったことは間違いです。 未来の私より


追伸 結果についてはもう少し未来の私が返事すると思うので今しばらくお待ちください。




一秒が一分、一時間、一日……

一日が一週間、一ヶ月、一年……


積み重なった先に何があるのか私は、()()は知らない


失礼、間違えた


知っていて、心の奥、魂の底の底から理解していて

無視している。知らないふりをしている。そんな結末は嫌だと駄々をこね続ける



つまり、知らない。分からない。そういうことにしている

そういうことにしておこう


だからこそ人生の意味が欲しい。自らの生に意義を見いだそうとし、目的を掲げようとし、結果を得ようとする


この文に意味はある。意義もある。目的もある。


残る結果は未来の自分に教えてもらおう




作成中1


 未来の私へ


この文章の結果のようなもの。成果、報酬と言い換えられる可能性があるものについて教えてください。

また、あなたがこの文章についてどう考えているかということに関して、先ほど予想しましたので間違っていたらそちらにもメッセージを送ってください。よろしくお願いします。 書いている私と書き途中で読み返し





既読1


未来の私たちへ


何故この文を書こうと思ったか

つまり理由について書いておこう


それは私にとっては無意味だったからだ。



何が、か?


人生が、だ


この文を書きだす瞬間まで、無気力だったからだ


一秒に意味は無く

一分にも意義は無く

一時間に目的も、

一日に結果も無かった


私は何をしていた?


意味もなく呼吸をし

意義もなく瞬きをし

目的もなく思考した


書き始める前の私より





確かに書き始める前の私はそう思っていた


だが今は

書き終わらんとする今は違う



私の生には意味がある。

この文を書いたという意味



私の生には意義がある。

この文で人生の意味を問う意義



私の生には目的がある。

この文のもたらす結果、成果、報酬を見届けるという目的



私の生には結果がある。

終わりがあると知らないふりをしていても、終わりがあるという結果

そして、いずれ知るであろう成果、報酬といったものがあるはずだ





なにもしたくない、とはもう言わない




なにかしてみたい



()()はそう口にできる




最後まで読んでいただき、ありがとうございます。もし、共感していただけたら感想をいただきたいです。

なにぶん短編自体初めての試みで、いきなり意味の分からない文章を書いてしまった自分が恐ろしいです。


今後、異世界ファンタジーの連載も試みたいと思っております。この文で少しやる気が出ました。

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― 新着の感想 ―
[一言] 何かしなくちゃ! そう人々を向かわせるものが、この短編にはあると思いました。 私も何かしなければなりません。
2020/07/20 19:55 退会済み
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