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98 目的

完結までもうすぐです^_^

えーと、フルーレティの言う事が本当ならおれはフルーレティの一部の生まれ変わりってことなんだよな。しかも木の枝って……。どういうことだ?その木がフルーレティという人間の一部だったとして、木の枝が人間に生まれ変わるのか?仮におれがフルーレティの生まれ変わりだったとして何か意味があるのか?この件に関しては情報がフルーレティから言われたことしかない。判断出来ないからこれも棚上げしておこう。


おれの目的は美玲を見つけて地球に帰ることだ。とりあえずそれを確認しよう。フルーレティはおれの目的も知っているような感じだったからもう直球できいてみるか。


「あの、いきなり自分があなたの一部の生まれ変わりだと言われても納得出来ないので、とりあえずその話はいったん置いておいていいですか?私がここに来た理由については知っているような感じでしたが、私から言いますので答えてください。私の妻の美玲はここにいるんですか?一緒に地球に帰りたいので、妻とブレスレットを返してください」


『君の妻の美玲は確かにこの近くに居る。だが地球に戻るのは少し待て。美玲には会わせる』


美玲はやはりここに居るんだな。会わせてもらえるらしいが地球にはすぐには戻るなということか。


「なぜですか?」


『君も知っているが、美玲は消滅の呪いを受けている。今はそれを解呪している最中だ。それが終われば帰っていい』


美玲が受けている呪いは、5千年前にフルーレティが星喰いの怪物に対して放った魔法の一部の消滅の呪いだ。そしてその呪いの影響がリゲルに拡がらないように当時の聖女が一身に呪いを集めて亡くなっている。その聖女の生まれ変わりが美玲のはずだ。その呪いをフルーレティが解除しようとしているということか。


「そうですか。わかりました。呪い元のあなたがそう言うのならばそうなのでしょう。美玲の呪いの解除も私の願いです。待ちます」


『君の願いは私の願いでもある。それも5千年前からのな』


まあ、確かに当時の聖女はフルーレティの仲間だったと言うことだもんな。フルーレティも何とかしようとしたんだろう。


「ならば、なぜ今なんですか?もっと早く呪いを解除することは出来なかったんですか?」


『君が鍵だったんだよ。君が美玲を見つけてくれたおかげで美玲の呪いを解除することが出来る。君には説明しよう』


フルーレティがおれの横に並んできた。フルーレティが空中に手を振ると空中に映像が映し出された。

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