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73 家族に説明

「あれ?涼馬さんどうしたの?」


おれが転移で自宅の玄関を開けるとお義母さんが玄関の前にいた。美玲が帰ってきたらわかるように玄関で待っていたそうだ。


「お義母さん無理はしないでくださいね。自分は心当たりの人物にあたって来る時に手土産位は必要かと思いまして一度戻ってきました。これからちょっと買い物に行ってそのまま移動します」


「そうですか。涼馬さんも無理なさらないでくださいね」


「はい、ですが美玲を見つけるまでは頑張ります」


「ええ、私も地元の心当たりには電話できいたりしているけど今のところ情報は無いのよ。これじゃあ心配で寝れないと思うわ。だからここで待っているしか出来ないけど、もしもの時のためにここに居るわ。美玲を探す事になんの役にも立たないのが悔しいわ」


「いえ、お義母さんがここで龍翔と梨央を見ててくれるから自分も安心して探しに行けるんです。助かってます。だから美玲を探すのは自分に任せてください。必ず見つけてきますから」


お義母さんには美玲がいる場所心当たりが有る事は伝えておいた方がいいな。このままだと心労で弱ってしまいそうだ。


「実は私の知人にきいたところ、美玲の昔の知り合いが今回の美玲の失踪に関与している可能性が出てきました。私の知人の知人の知人が美玲の知り合いなんです。ただ、私の知人もその美玲の知り合いの居場所がわからないのと、その知人の知人の連絡先も住所しかわからないとのことなので、ひとまずその人物の住所に訪ねてこようと思ってます」


「涼馬さん、そんなに遠い関係まで手を広げて美玲を探してくれているんですね。ありがとうございます」


「いえ、私の最愛の妻ですから。なので少し時間はかかるかも知れませんが私が見つけてきますので、お義母さんはこの家のことをお願いします」


「わかりました。涼馬さん美玲のことよろしくお願いします」


思わずお義母さんに会ったが、会えて良かった。少なくとも美玲が亡くなったと考えてしまって精神が衰弱してしまうようなことは避けたいからな。あ、それは龍翔と梨央もそうだな。


「お義母さん、龍翔と梨央に美玲は生きていると伝えておいてください」


と、言ったら龍翔と梨央が自分の部屋のドアを開けて出てきた。


「大丈夫だよ。きいてたから……」


「ママがしんでなくて良かったーー」


龍翔は気まずそうにしていた。梨央は語尾ににゃと付けるのを忘れてた泣いていた。


「きいてたのか。ならそういう事だからパパに任せておけ。必ずママをみつけてくるから!じゃ、そろそろ行ってくるからな」


おれはそう言って家を出た。家からは「パパ、ママをみつけてね」と梨央の声がきこえた。


時間も時間だからおれはコンビニで手に持てるだけのお菓子やスイーツを買ってコンビニのドアからイリスの店に転移した。


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