表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
69/101

69 自衛手段

「では神木さん、バングルを借りていいですか?」


「はい、お願いします」


おれは石原さんにバングルを渡した。石原さんはバングルを机の上に置いて両手をバングルにかざした。するとバングルから魔法陣が浮かび上がってきて、バングルの上30cm位のところで大きい魔法陣とその魔法陣を囲む形で5つの小さい魔法陣が現れた。


石原さんは正面の小さい魔法陣に右手の人差し指を向けて魔法陣の模様を少し変化させたようだ。


その後すぐ魔法陣は小さくなっていきバングルに吸い込まれるように消えていった。


「はい、出来ましたよ」


石原さんがバングルを渡してきた。


「ありがとうございます。今魔法陣の模様に変更を加えてたんですか?」


「はい、そうです。今条件設定を変更させたんです。今のように条件を変更させることで使用しやすくしたり逆に制限をかけたり出来るんです」


なるほど、色々と使いやすいようにしたり安全性を考えた機能に限定したり出来るんだな。ま、たしかに無制限に転移出来るようにしたりしたら何かの間違いで大量の誘拐まがいの事態を引き起こしかねないしな。


「なるほど、条件付けとは一種の安全機能のようなものなんですね」


「そうですね、ご理解頂けて幸いです。それと、一応の自衛手段を持っておいて頂きたいのですが、神木さんは武器とかはお持ちですか?」


「いえ、あ、イリスにもらった魔法使いの杖は有ります。形態変化する杖なので普段はネックレスになっています」


「魔法使いの杖ならいいですね。ただ神木さんは攻撃魔法系の才能の欠片はお持ちでは無かったですね。では私から1つスキルオーブをお渡しします。それでスキル自体は身に付けられますので後はご自身で成長させてもらう必要がありますがよろしいですか?」


「え、良いんですか?スキルオーブって高いものですよね?」


「はい、大丈夫ですよ。実は最初に才能開花サービスにて才能の欠片を確認させて頂いた際に才能の欠片を見いだせなかった場合は、やりたい事、興味がある事、未来の理想像、過去の行動等を教えてもらってからスキルオーブにてスキルを付与させてもらって、こちらでの訓練の後に異世界での仕事をご紹介しようと考えておりましたので、ある程度のスキルオーブは準備して居たんです。神木さんの場合は複数の才能の欠片をお持ちでしたので不要でした」


「そうなんですね。なるほど、それならスキルオーブの準備があっても当然なんですね。あと、お値段ですがどうですか?たしか文字翻訳のスキルオーブは50万円でしたよね?」


「そうですね。スキルによって変わってきますが、攻撃魔法なら100万円からです」


「なるほど、それならお支払い出来ますね。ちなみに水魔法って有りますか?それと水魔法で氷を攻撃に使えたりしますか?」


「はい、ありますよ。それも氷はスキルレベル3から使えるようになりますね。水魔法にされますか?」


「はい、水魔法でお願いします」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ