59 イリスにお礼
日刊ファンタジー289位に入ってました(^-^)応援ありがとうございます!これからもよろしくお願いします٩(ˊᗜˋ*)و
その日の夜、おれは贈り物を持ってイリスの店の扉を開けた。
カランカラン
扉を開けるとイリスが目の前に立っていた。
「リョーマいらっしゃい」
「イリスこんにちは!」
「こんにちは、その雰囲気だと、鑑定も呪い対策も上手くいったみたいね」
「うん、おれの妻には呪いがかけられていたけど、かかっていた呪いは消えて魔力欠乏も治って今は凄く元気になったよ。イリス、本当に助かったよ!ありがとう。」
「ポーションが役に立ったようでよかったわ」
めっちゃ役にたったよ、あのポーションがあって本当に良かった。
「これは今回お世話になったイリスにおれと妻からの贈り物だから受け取って」
おれは持って来た紙袋をイリスに渡した。
「え?贈り物?それは嬉しいわ。受け取るわ」
「ちなみに、おれが住んでいる地球のお茶のセットとお菓子だよ。イリスの口に合うかわからないけど、ここからしたら異世界のお茶だから珍しいんじゃないかなと思ってこれにしたんだ」
「あら、気を使ってくれたのね。ありがとう。リョーマの奥さんにもお礼言っておいてね」
「わかった」
「ところでリョーマ、私はあなたの世界のお茶のいれ方を知らないわ」
「あ、それなら大丈夫。必要な物は持ってきたよ。今いれてもいい?」
「ええ、お願いするわ」
「じゃ、ちょっと待ってて」
おれは作業部屋に移動して作業台の上でイリスに渡した紙袋からマグカップを取り出して準備をはじめた。と、言っても今日は水筒に沸騰したてのお湯を入れてきたのだ、あとはマグカップにティーバッグを入れてお湯を注いで蓋をして茶葉を蒸らしてからティーバッグを取り出して出来上がりだ。
「出来たよ。これは紅茶って言うお茶なんだけど、おれみたいな慣れていない人間でも簡単にいれられるようにお湯を注ぐだけで作れるようにパックになっているんだ。みてて簡単なのがわかったでしょ?」
おれはマグカップにいれた紅茶をイリスの前に置いた。
「そうね、お湯を注ぐだけでいいなら簡単でいいわね」
「それと、このお菓子も食べてみて」
おれは個包装になっているバームクーヘンを1つ包装から取り出して菓子皿にのせてイリスに渡した。
「わかったわ、ありがとう。いただくわ」
「どうぞ」
イリスは紅茶に口をつけた。
「うん、香りがとてもいいわ」
「気に入ってもらえたようでよかったよ。このお菓子はバームクーヘンっていうんだけど、おれが好きなお菓子だよ」
イリスはマグカップを置いてバームクーヘンをひと口食べて眼を見開いた。
「こ、こ、これは何?」
「うん?バームクーヘンっていうお菓子だよ?」
「甘くてとても美味しいわ!リョーマありがとう!」
「まだまだこの紙袋に入っているから後からゆっくりと食べて。これはお礼だからさ」
「わかったわ!」
イリスはバームクーヘンをパクパクと食べながら紅茶を飲んでいる。イリスの顔はこれでもかという程の笑顔になっているな。甘いの好きなんだな。
さて、美玲を呪っているフルーレティについてきいてみようかな。




