56 下級魔力ポーションの副作用
「うん、わかったよ。涼馬さんありがとうね。前にくれた整腸剤も良く効いたからね。それよりも効くんでしょ?」
「うん、よく効くよ!これはおれが作ったポーションだからね!」
さっき魂魄保護ポーションを鑑定した時にこのポーションも鑑定すると、このように表示されていた。
名称:下級魔力ポーション
効果:体内魔力小回復。
用法:通常1回あたり瓶1本を使用。回復に足りない場合追加で服用することも可能。
注意:本人の許容量を超えての魔力回復は不可能。
副作用:稀に火照りを覚えることがあるが直ぐに治まり健康に悪影響はない。
作成者:神木 涼馬
イリスがおれの作ったポーションを鞄に入れておいてくれたんだな。おれが美玲の力になれそうだということが嬉しい。イリスは流石だな。
「そうなの!?涼馬さん新しい薬も作れるようになったんだね!涼馬さんがつくってくれた薬なら絶対に効果あるって思えるね!」
美玲からの信頼も嬉しいな。おれはポーションの瓶から蓋を取って美玲に渡した。
「はい。飲んでみて」
「うん。いただきます」
美玲は下級魔力ポーションをコクっと小さく喉を鳴らして飲んだ。
「あっ、あっ、あっ、あっあーーーーうっ、うぅん」
え!?どうした??美玲が小さい声で呻いた後身体がピクン、ピクンと動いている。
「どうした美玲!?大丈夫か?」
「……、う、うん。」
収まったみたいだけど何があった?呪いの影響か!?
「痛くなったり何か異常はない!?」
「だ、大丈夫だよ。その液体がお腹に入った途端身体に電気が流れたみたいで……ま、まるで……」
美玲の顔がほんのりと赤くなっている。あ、副作用か!たしかにさっきの鑑定結果に火照りを覚えることがあるって書いてたな。
「美玲ごめん!伝え忘れてたけど、このポーションには稀に火照りを覚えるっていう副作用があったんだ。健康に悪影響は無いから安心して!」
「そ、そうだったんだぁー。あは、は。うん、たしかにもう大丈夫みたい。……と、いうか身体が凄く軽くなった!今週は体調が悪くなかったけど、今は凄く体調がいいよ!」
美玲は凄いいい笑顔でそう言ってくれた。
「良かった!副作用が出たけど美玲が元気になって良かったよ!」
「うん!久しぶりだよこんなに体調が良いって感じるの!涼馬さん本当にありがとう!」
そう言って美玲はおれに抱きついてきたからおれは抱きしめて軽くキスをした。まだもう1本、本命のポーションがあるからな。
「よし、じゃあ次は本命の呪い対策の魂魄保護ポーションだ。」
もうすぐ累計PV1万だったのでカンフル剤として投稿致しました٩(ˊᗜˋ*)وもし良ければブックマークして貴方のリストにこの作品を加えて毎日読んでみませんか(/ω\)




