23 焼肉
「ただいまー。」
今日は自宅に帰れる日だ。4日ぶりだけどやっぱり自宅は落ち着くからいいな。
階段をかけ下りてくる音がきこえてすぐにドアが開いた。
「パパおかえりにゃー!」
娘の梨央が出迎えてくれた。こういうの嬉しいね。
「梨央ただいまー。今日のご飯は何だった?」
「今日はねー、焼肉だにゃー!」
そう、今日は家族で外食するのだ。それで今朝嫁にメッセージで何を食べたいか決めておくようにお願いしていた。
「そうかー、焼肉な!いっぱい食べないとなー!」
「うん!」
靴を脱いでリビングに入る。
「涼馬さんおかえりなさい。焼肉だから着替えてね。ベッドのうえに服用意しておいたからスーツ脱いだらそれ着て。」
「わかったー。龍翔はもう帰ってきた?」
「サッカー部の練習はもう終わってるからそろそろだと思うよ。」
「ただいまー!」
「ちょうど帰ってきたみたいね。龍翔おかえりー。今日焼肉に行くから早く着替えちゃいなさーい。」
「え!マジで!すぐ着替える!」
「おれも着替えてくるよ。」
2時間後
「いやー、腹いっぱい。もう食べられない。マジ幸せ。久しぶりの外食で焼肉だから食いすぎたわー。」
龍翔がそんなこと言っているが、実際最近は節約のために外食を控えていたし、たまに外食しても腹八分目に抑えて、帰りにコンビニでアイスを買って家で食べるなんてことをしていた。今日は、満足するまで美味しい肉を食べて、デザートを店で頼んで食べたのだ。最高の贅沢だ。
「パパな、実は出張中に少しお金を稼いでいるんだよ。それで余裕が出来たからな。これからはまた時間があれば食べに来れるぞ!」
「おぉーー!パパやるじゃん!マジリスペクト!」
「梨央は次はおすし屋さんがいいにゃーー!」
「ママは回らないお鮨がいいわねー。」
「よし、次はお寿司に行こう!回らないお鮨はパパとママだけで行こう。」
「「えーー!」」
「回らないお鮨は大人の店なんだよ。大人になったらつれてってやるからちゃんと良い大人になるんだぞー。でもその代わり今日は良いプレゼントがある。」
「え!?なに?」
「じゃーん。これだ。」
おれはカバンの中から昨日作った薬の瓶を取り出して見せた。
「……え?なにこれ……?」
「これはパパが出張中に作った薬なんだけど、色々あるから説明するよ。」
おれは作った薬の説明をして、1人3つずつ選んで貰った。




