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21 薬術師教本1で作れる薬

翌日、おれはイリスの店で80本の下級治療ポーションを作った。80本のポーションを作るとさすがに疲れたけど、この程度で80万円稼げるんなら楽なもんだ。ま、明日と明後日は休む予定だから先に1日平均30本になるように作ったわけだ。


よし、休む日までの分の下級治療ポーション作りが終わったから教本1を開いてみるか。


「読める!」


本を開いて文字を認識した途端に文字が日本語に変わった。

いや、本当のことをいうと昼休みに試しにスマホで海外のサイトを開いたら同じように日本語に変わった事を確認していた。しかも、この機能は意識的に切り替えることが出来た。日本語で読みたい時は日本語に、元の英語を見たい時は元の英語で目に映った。

同じようにこの教本の文字も日本語と元の読めない文字への切り替えが可能みたいだ。



よし、とりあえず何があるかみてみるか。目次を読むと、


吐き気止め

口臭剤

体臭剤

ニキビ治療薬

育毛剤

除毛剤

虫除け

うがい薬

いびき防止薬

整腸剤

鼻づまり薬

歯みがき薬


これらの作り方と説明が書かれているようだ。うん。ドラッグストアにある商品みたいだね。さて、どれから作っていくかだけど、どうせ全部作ることになるんだから目次の順に作っていくか。


「イリス、目次の順に作っていくから素材を教えて。」


「わかったわ。そしたら吐き気止めからね。」


イリスは棚から何かの根と瓶を取り出して持ってきた。


「これはジンジャールの根よ。それとこれは吐き気止め用の瓶ね。じゃ、やってみなさい。私は他の素材を準備しておいてあげるわ。準備出来たものは目次の順に作業台の左から並べておくから順次作っていっていいわよ。」


「ありがとう、助かるよ。」



おれは教本をみながら10分程で吐き気止めを作った。うん、意外と簡単に作れたな。その後もイリスの準備してくれた素材を使って薬を作り続けた。


「ふぅー。おわったー。」


作り方は全て下級治療ポーションと同じだったおかげで薬作りも教本を見ながらだけどスムーズに出来た。


「お疲れさまね。はい、今日の分の銀貨ね。それと、今日作った薬はリョーマが持って帰っていいからそれを使ってみてどういう効果があるかを体験してみて。」


「え、いいの?素材費用とかかかっているんじゃない?」


「いいのよ。リョーマには稼がせて貰ってるからね。」


そうだった。イリスは下級治療ポーションを1本銀貨5枚で販売しているから下級治療ポーション1本で銀貨4枚から素材費用を抜いた分だけ儲けているんだったな。そういうことならいいか、もらっておこう。


「ありがとう。」


「あと、リョーマはポーション作成のスキルレベルは2になったと思うわ。次は薬術師教本2の薬を作ってもらうからよろしくね。」


「了解です!」


とりあえず仕事も終わったから魔石を買って石原さんのとこに行くか。


「じゃあ行ってくるよ。あと、明日と明後日は多分休むから今度は3日後にくるからね。」


「わかったわ。またね。」


挨拶をしておれはイリスの店を出た。

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