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2 監禁

どうしよう。


足が勝手に進んで、女性の後を追っているから自分ではどうにも出来ないようだ。おもいっきり身体に力を入れて身体が動かないように抵抗してみてもまるで効果は無かった。


歩くこと数分。


女性は、おれを連れて高級ホテルに入った。連れて行かれたのは、豪華な部屋だった。


「そこのソファーに座ってください。すぐに戻って来ます。」

女性はおれにそう言うと部屋から出て行った。


おれの身体は女性の指示通りソファーに座っている。これはやばい状況だ。身体が勝手に動いて口が動かなくなったんだ。普通じゃない。仕事をするかときかれてすると答えただけでこんなことになるなんて意味がわからない。


ガチャ


扉が開いて先程の女性が戻ってきた。



「お待たせしました。では手続きを始めましょうか。」

いやいやいや、とりあえず解放して欲しい。手続きがなにか知らないがこの状態では何も出来ない。


「あ、そうでしたね。もしかして今身体を動かせない感じになってます?」


「...」


答えないのではなく声が出ない。


「みたいですね。では、はいっ、自由にしてください」


身体が自由になったのを感じる。瞬間、おれは逃げるために扉に向かって走る。が、扉は開かなかった。必死にドアノブをガチャガチャと動かそうとしたが全く動かない。そして、後ろから声が届いた。


「あのー、申し訳ありませんが手続きが終わるまでこの部屋からは出られないと思いますよ。あと、私は貴方に危害を加えるつもりは無いですよ?」


はい、そうですか、とはならないよ?身体が動かせなくなったことは危害を加えられたことには入らないと考えてるのか?この状況はほぼ拉致監禁だよね!?


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