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#2 冒険者登録。

 #2 冒険者登録。


 翌朝。

 リルミアは冒険者ギルドの初心者向け冒険者講座に参加していた。

 冒険者ギルド職員に案内されてギルドの一角にある会議室に通されるとそこには既に40人程のまだ登録前の冒険者の卵達と首都ラティスポリスから来たギルド長のリデアという名前の女性エルフがいた。


 たくさんいる受講者だがその中にエルフはリルミアしかいなかったために目を引いていた。

 何しろエルフの容姿である。ゴツい男の多い冒険者志望の連中がたむろする中で金髪緑眼の美少女エルフであるリルミアの姿は浮いていた。


 周囲を見回すと殆どが既に剣なり防具なり魔法の発動体の杖なりを持っていてリルミアのようにほぼ手ぶらの者は少なかった。

 冒険者達を見てみるとそれなりの経験を持つ者なのか、それとも単純に「まずは形から」なのかは雰囲気でなんとなく想像がつく。

 日々の生活の中で武器を使える者の殺気や雰囲気を肌で感じていた極道令嬢だった頃の生前の玲菜の感覚がまだ残っているのかもしれなかった。


挿絵(By みてみん)


 とりとめも無くそんな事を考えていると職員が前の壇上に上がると間もなく講師の高レベル冒険者が来るので席について下さいと言ったので冒険者の卵達はおとなしく適当な席についた。


 (講師の高レベル冒険者ってどんな人なんだろう、やはりベテランのゴツいオッサンの冒険者なのかな)


 おそらく他の冒険者の卵達も同じような想像をしていたのだろう。

 しかしその想像は見事に外れた。

 講師らしい人物の容姿に一瞬ざわつく。


 リデアに促されて入ってきたのは18才くらいにみえる黒髪ポニーテールの少女だった。

 その外見は剣と魔法の世界に似合わない迷彩の上下を着用していて腰には拳銃を装備、背中には銃身の長いスコープ付きのライフルを背負っていた。

 迷彩の上着の左右の肩にはそれぞれ銃を持った女神のデザインの部隊章や甲冑とランスのデザインの騎士章や階級章、他にも色々なワッペンが付いている。


 美少女と言って差し支えない顔立ち、華奢に見える小柄な身体はおよそ一般的な冒険者のイメージとはかけ離れていた。


「えー…………皆さん、これより初心者向けの冒険者講習を始めます、講師はこちらの若桜昶わかさ あきら先生です、彼女の言うことをよく聞くようにしてください、では若桜先生、後はお任せします」

「はいよろしく……今ご紹介頂いた講師の若桜昶です、あ、名字が若桜で昶が名前ね……さて、じゃあまずみんなの冒険者特性を見たいからちょっと外のトレーニング場に出て頂戴」

「あの、先生」


 昶は手を上げた金髪碧眼のエルフの少女に目をとめた。


「ん、何?」

「あの………もしかして日本人の転生者の方ですか?」

「その通りよ、貴女はリルミアさん?」

「え?あたしの事知ってるんですか?」

「昨日受講申込書を出したでしょ?一応ここにいる全員の名前は覚えてるよ?」

「あ、そうでしたか……その、名前で日本人かなあって………自分が日本人からの転生者なので」

「え?エルフの身体での転生者は珍しいね………あたしも日本人転生者だよ、そのへんの話は後でね」

「あっ、はいよろしくお願いします」

「こちらこそ………さあ、みんなトレーニング場に行くよ!」



 屋外にあるトレーニング場に移動するとそこにはRPGやファンタジー系の物語でおなじみの武器、剣や戦斧、フレイル、メイス等以外にも拳銃やライフルも各種取りそろえてあった。


 トレーニング場の外側には先輩冒険者の野次馬の輪が出来ていた。

 有望な新人冒険者がいれば自分達のパーティに勧誘するつもりなのだろう。

 受講者は5人ずつの班に分かれるとその班ごとに各自任意の武器を取って実際に使ってそれを講師が見て特性を判断する事になった。


 リルミアの班は剣を持った若い男性と銃を持った中年男性、僧侶らしい若い男性、魔術師らしい杖を持った10代後半位の女性とリルミアの5人である。

 これから最初の班が始めようと言う所でゴツい大男のコンビが手を上げた。右手には大きな戦斧を持っている。


「おう、先生よぉ!」

「ん、何?」

「先生ってからにはそれなりの実力があるんだろう?どの程度なんだぁ?」

「そうそう、俺達はこれでも元陸軍の曹長と軍曹なんだぜ?」


 昶はハァ、とため息を付いた。

 見る限り少なくとも歴戦のベテランではないように見えた。筋骨隆々ではあるが古参兵のような雰囲気は一切ない。


(こりゃ見掛け倒しだな)


 容姿だけで判断するこういう手合は珍しくない。

 特に体力自慢だけが取り柄の脳筋は。


 これまでにも昶とその相方の少女はこの手の連中に絡まれる事はわりと多かった。

 昶はトレーニング場の射撃位置に立つと大男に言った。


「じゃあちょっと小技を見せるからそこの元軍曹と元曹長、あたしに向けてそこに落ちてる石ころを二人で同時に山なりになるよう放ってみて」

「ほぉ?いいぜ………そら!」


 発言した二人が石ころを同時に放り投げた。

 昶は腰のホルスターから護身用らしい小型のリボルバー拳銃を抜いて片手でクイックドロー、早撃ちをする。

 パンッ、パンッと乾いた発砲音が2回すると放り投げられた石ころは放物線の頂点でそれぞれ見事に砕け散った。


「なっ………!!」

「いい忘れていたけど元曹長、元軍人を自慢したいみたいだけどあたしは中佐よ、少し口を慎みなさい…何ならたしなみ程度だけど剣技も見せようか?」


 くるりと見事なスピンをさせてホルスターに銃を収めた昶が大男を軽く睨む。


「ひっ………!」


 明らかな殺気。これまでに何人もの敵を屠っている者のそれに大男の背筋に冷たいものが走った。

 何をやっても絶対に勝てる相手ではない事に大男はようやく気づいた。………こいつは実戦で数えきれない数の敵を葬り去っている、と。


「どう?稽古したければ剣技の相手を今ここでしてもいいのよ?」

「………いっ、いえ失礼しました中佐殿!!」

「それくらいにしてあげて、昶」


 昶は小さく肩を竦めた。リデアが言葉を続ける。


「この通り華奢に見えるけど彼女は現役の傭兵で傭兵部隊「アトロポス」所属の中佐でLvはとっくにカンストしたSクラスの近衛騎士だから失礼のないようにね」


 一瞬ザワッとなりすぐに静まり返った。LvカンストやSクラスは滅多にいない。全世界で冒険者を引退した大ベテランまでかき集めてもせいぜい数十人程度であろう。静まり返るのも無理はなかった。


 ちなみに冒険者ランクはJ~Sまでの11段階になっている。


 0~9  J

 10~19 I

 20~29 H

 30~39 G

 40~49 F

 50~59 E

 60~69 D

 70~79 C

 80~89 B

 90~99 A

 100 S

 となる。ギルドの調査によると最近の傾向では大体経験なしの初心者は10Lv位、軍人や猟師、普段からよく勉強している魔術師で30Lv位から冒険者としての経験が始まるのが現在では一般的である。


 昔は冒険者Lvの設定は1~50までだったのだか冒険者ギルドの規約改正で100まで設定されるようになり、その辺も昨日読んだ本に解説してあったのをリルミアは思い出した。なんでももう少し細分化して個人ごとに正確な数値を反映させようという意味合いがあるらしい。


「さて、じゃあ続けるわよ………みんな任意の武器を選んだようだからどの程度それを使いこなせるか見せてもらうよ!」


 それぞれ選んだ武器をもって班ごとに並ぶと経験の豊かな者、例えば元軍人や猟師から実技が始まった。 

 次々と冒険者志望の受講者達がそれぞれ任意の武器を昶の前で使って見せた。

 昶はそれを見ながら黙々と片手に持った書類に何やら書き込んでいる。

 戦士志望の男性は予め用意されていた刃引きされていた剣でリデア相手に実際に剣を奮ってその実力を見定めて貰う事になった。


 結果はあっという間にリデアに剣を弾き飛ばされて終了で冒険者はあきらめた方がいいだろうという話になった。


 次に僧侶らしい若い男性は魔法の実技で幾つかの治癒魔法や支援系の魔法を発動させて問題なかろうという結果になった。


 魔術師らしい少女はトレーニング場の隅に設置されている的にファイヤーダーツという炎の矢を発射する攻撃魔法を見事に命中させた。


「それだけ飛ばせれば及第点ね……次、リルミア!」

「はぁ、良かったあ……次頑張ってね」

「ありがと、じゃあ行ってくる」


 魔術師の少女に見送られてリルミアは用意されている武器の所に行くとそこから小型のリボルバー拳銃を手に取った。


「あれ、精霊魔法とかじゃないの?」


 昶が意外そうな表情で質問した。


「精霊魔法も使えますけどあたしは銃の経験ありますので」

「え?日本人で銃の経験が?リルミアさん警察や自衛隊の出身?」

「あ………それに付いては後でお話します」


 ………言いにくい。複数の他人が見ている所で「極道令嬢=この世界で言う盗賊ギルドやマフィアの長の娘だった」なんて言えない。とてもじゃないが言えない。

 無用の誤解を招きかねない。

 内心冷や汗ダラダラであった。


 リルミアは、いや生前の玲菜は極道令嬢という生い立ち故に子供の頃からいくつかの護身術を金にものを言わせて父親が雇ったオリンピック選手レベルの講師や腕自慢の部下達に徹底的に叩き込まれた。その一つが射撃である。

 生前、月に一回のペースで父親にグアムに連れて行かれ、そこでさんざん射撃の練習をさせられたり拳銃の分解清掃といったメンテナンスをきっちり教えられたのである。


 玲菜自身もわりと射撃は好きでやっていたのでそれについてはそこそこ自信があった。小型リボルバー拳銃を選んだのはお気に入りでよく射撃に使っていたS&W社のM360という銃に酷似していたからである。


 他にやっていた護身術は合気道と居合抜きなのだが自分に相性のいい剣、いや日本刀さえ手に入ればこちらも冒険者としてのスキルとして役立つに違いなかった。


 とにかくリルミアは標的に向けて小型リボルバー拳銃を構えた。

 その姿勢はというとグリップは一番上、トリガーガードの真下を握り人差し指はトリガーガードの外において撃つ瞬間までトリガーにかけない持ち方。

 肘は反動を逃がすように少し曲げる。左手は右手の上から添えてしっかり固定する。


「うん、構え方の基本は出来てるわね・・・用意ができたら貴女のタイミングで撃っていいよ」


 昶から射撃の許可を貰ったリルミアは連続して装填されていた全ての弾丸を発射した。

 リルミアの射撃を見ていた冒険者達からざわめきが起こった。何しろ銃のイメージなど全く無い美少女エルフが拳銃を見事に扱って全弾命中させたのだ。


「ま、こんなもんかな」

「なるほど、充分な実力と言ってよさそうだね」


 リルミアの撃った弾丸は設置されているターゲットの中央に見事に全弾命中していた。 

 その後、リルミアはこの半年で転生した時にシリカから授かった記憶を元に習得した精霊魔法が使えるのかについても簡易測定したがその結果は問題なしだった。

 とはいえ「簡易」測定なので実際に魔法を発動させた訳ではなくあくまでも単純に魔法が使えるかどうかの確認程度だから詳しい能力まではまだわからなかった。


 しかし実際に魔法を発動させてどの程度の実力があるのか確認をするのはまだ先の話である。


 特に水の精霊魔法は生きる事に直結する魔法なのでその使い手は重宝される。当然ながら重要視されるのは魔法で水を生み出す能力である。

 リルミアは幸い精霊魔法の素養を持っている証明書類を神殿に発行して貰っていた。

 人は一日に2リットルの水が必要だがそれを精霊魔法で精製できるだけでも旅で持てる荷物が限られる冒険者には重い水筒を持つ必要が無くなる訳でかなり大きなメリットとなる。


 これだけでもリルミアの冒険者としての株は大きく上がったと言っていいだろう。

 ちなみに火の魔法もあれば調理に便利ではあるがこの世界では地球世界でのオイルライターとほぼ同じものがあるのでこちらは攻撃魔法の触媒にもよく使われる。

 オイルライターはたき火や調理する時のたきつけ以外にも火を灯してそこから炎の精霊を呼び出して攻撃魔法に使われたりもするから冒険者必須装備のひとつである。


 こうして初回の受講が終わると最後に自分の冒険者クラスを決めるのだがリルミアは希望通り問題なく「剣士/射手/精霊使い」となった。


 最初の受講が終わり各自任意の冒険者クラスが決まった所で登録受付で書類を提出すると冒険者Lvを測定するための石版に手の平を押し当てる。すると石版の上にホログラフとして冒険者クラスとこれまでの経験を加味したLvが表示される。


 リルミアは自分の順番が回ってくると職員に促されて手を当てた。

 すると現在のリルミアのLvが表示された。

 [冒険者クラス・剣士/射手/精霊使い Lv51]

 周囲が一瞬ざわついた。

 Lv51というのは一般的に中堅冒険者の数字である。

 どう見ても初心者のLvではない。

 驚いている担当職員に自分が護身術としていくつか学んでいた事を話すとそれを加味しても数値が異常に高いが射撃の実力面で見る限り問題ないだろうという結論になった。



 今日一日の予定が済んだ所でギルドの敷地内にある冒険者ギルド直営の武器店でリルミアは自分に合いそうな防具と剣、銃を選んでいると昶に声をかけられた。 


「選んであげようか?これでも冒険者歴長いの」

「あ、先生………いいんですか?」

「うん、あなたに興味があるから」

「え?あたしに?」


 昶は無言で小さく頷いた。


「あの射撃センスならあたしが所属してる傭兵部隊にも余裕で採用できると思うんだけどどう?」

「傭兵かあ………」

「兵士には興味ない?」

「人を撃つかもしれないのはちょっと……あっすいません、それに生前にはできなかった人生を楽しみたいと今は思っているのでごめんなさい」


 間接的に昶が人を射殺してるみたいなニュアンスになりそうになって思わず謝る。

 とは言え冒険者になっても盗賊とかに襲われれば結局人間相手の戦闘になってしまうのだが。


「ん?いいよ、あたしは傭兵だから実際数え切れない位人を撃ってるし……ところでさ」

「はい?」

「日本人なのにあれだけの射撃センス、どうやって磨いたの?さっきから気になってたの」

「あー………やはり気になりますか」

「仕事だからね、参考までに教えてもらえるとありがたいかな」

「うーん、装備の買い物が終わったらそこの喫茶スペースで、もちろん先生のおごりで」

「ちゃっかりしてるなあ、じゃあ買い物付き合うよ」

「ありがとうございます」


 リルミアは武器装備として革製の防具一式、それと昶の助言で魔法で銃の威力を強化したり、弾丸ではなく魔力のエネルギー弾、いわゆる魔弾を発射できるようにミスリルとアダマンタイトの合金で作られた小型リボルバー拳銃、予備の弾丸とその装填に使うスピードローダーに銃のメンテナンスキットを買った。


 それと値段は張るがストレージボックスという収納魔法が付与されたブレスレットを購入した。これがあれば長距離の移動でも荷物に関しては手ぶら同然で済みかなり楽が出来るはずである。


 喫茶スペースで注文したサンドイッチと紅茶のセットを世間話をしながら食べ終わると昶が切り出した。


「さっきの話なんだけどいい?」

「銃に縁のないはずの日本人だった私がどうして射撃の腕を持っているか、ですか」

「見た感じかなり手慣れてたからね」 

「うーん………」

「やはり話しづらい?」

「まあいいか……ここは日本じゃないんだし」


 リルミアは自分の生い立ちから転生に至るまでを簡単に話した。


「なるほど………そういう事かあ、確かに銃を持ってる人達だし考えもしなかったな。これまで会った日本人転生者で銃を使えたのは元自衛隊員とか元警官の人だったから………でも」

「?」

「確かにそれは他人に言わないほうがいいかもね、元警官の転生者とか頭の固い警備兵に知られたらあらぬ疑いかけられそうだし、もししつこく聞かれるような事があったら銃の扱いはあたしに教わったって言い張っておきなよ」

「いいんですか?…………私を簡単に信用して」

「長年の勘かな、多分リルミアなら大丈夫と思ったの」

「…………ありがとうございます」


 それから昶は自分がこの世界に転生してから既に50年が経つ事、転生者故に歳を取らないのはいいけどその分苦労も多い事、実戦での射撃のコツなどを色々と話してくれた。


「じゃああたしはそろそろ帰るよ、相方が今日傭兵の仕事から戻って来るんだ」

「相方?」

「そう、一緒に転生したあたしの家族同様の自慢の娘、多分気が合うんじゃないかな、今度紹介するよ………あ、そうだ忘れてた」

「はい?」

「さっき見てたんだけどさ、リルミアは並のエルフよりもかなり魔力の容量と回復能力が高いみたいだからから一般的な精霊魔法ならほぼ制限なしに撃てるんじゃないかな、それとせっかくミスリル合金の銃なんだから魔法で銃の威力を強化出来るんだし試すといいよ、じゃあまた!」

「はい、今日はありがとうございました」


 昶はひらひらと手を振ると冒険者ギルドから出ていった。


 色々得るものの多い有意義な日だったな。

 そんな事をリルミアは考えていた。


 よし明日も頑張ろう。



前作「異世界に創作キャラと転生しました。」からヒロインの1人、昶さん登場です。

挿絵(By みてみん)

前作の時代から時が経ち少し立場が偉くなってたりします。


もし面白かったら、作者的にすごく励みになりますので下の評価をクリックしてポイントをよろしくお願い致します。ヽ(´▽`)/!

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