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燈幻郷奇譚  作者: 月宮永遠
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挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


太古より、八百万の神々が住む蓬莱山ほうらいさんの頂には、

不老不死の霊薬、澄花酒とうかしゅがあるといわれている。


蓬莱山の高所に住む狼は、神々の藩屏はんぺいとして、

山の秩序と澄花酒を護っていた。


しかし、麓に人間が住むようになると、

澄花酒を狙う盗人や、狼信仰の魔除けの犠牲となり、

狼は絶滅してしまう。


憐れんだ天帝は、狼が二度と人間に襲われぬよう、

人の姿と、翼をもつ狼の二つの姿を与え、

威徳高い神獣、天狼として転生させた。


人間は蓬莱山に立ち入ることを禁じ、

麓にお社を建立し、天狼を祀るよう命じた。


天狼は、蓬莱山の高所に集落を築くと、

以降は下界と交わることなく暮らした。


群れで最も力ある狼を天狼主あめのおおかみぬしといい、

山の守護神として人間達に畏れ崇められた。





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