第21話 平和の為に
PV累計アクセス10万突破ありがとうございます。
いつ最終話を迎えられるか自分でも全く検討が付かないグダグダっぷりですが、これからもお付き合い頂けたら嬉しい限りでございます。
「おっはよ〜♪」
・・・まためんどくさいのが来た。いったい俺は何時になったら寝れるんだ?
「よぉ・・・」
「なに?なんでユキ元気ないの?」
「さぁ?ねぇ?」
「朝だからじゃないですか?」
・・・あなたたちのせいですよ!
「いや、朝だからこそ元気に・・・」
ガコッ!
痛そ・・・ショウも容赦ねぇな・・・まぁ下ネタをいきなり吐くナオも悪いけど。
「ところで、なんでユキがここにいるの?」
・・・今度は存在を全否定ですか?
「なにが?」
「だって、ユキの部屋から香織ちゃん出てきたぞ?」
・・・あぅ・・・・・
「へぇ〜私は昨日村上くんが青葉さんと深夜のデートしてたの見たよ♪」
「ユキ・・・おめでとう!!」
「なにがやねん!」
「お〜!お手本のようなツッコミ!」
「一瞬関西人かと思っちゃいました〜」
「(ぱちぱちぱちぱち〜)」
・・・なに、この人たち・・・
「ねぇ、泣いていい?むしろ泣きます・・・」
「おぉ〜よちよち・・・」
そう言いながら俺の頭をなでてくる眞鍋・・・これはいじめですか?いや、いじめですね?
「さて、今日のところはこれくらいにしておきますか♪」
「だね〜十分楽しめたし♪」
「ユキ、GJ!」
「は・・・?」
「だって、私村上くんがソファーで寝てたの知ってるし?一緒に寝てたわけでもないのに何かあるわけがないじゃないですか?」
他の二人もうんうんと頷いている。いや、ちょっと待て。ショウはいい、ナオトは知らないだろ?
「はぁ〜・・・まぁいいや。青葉が起きたなら、俺ちょっと部屋に戻って寝てくる・・」
「おぃユキ!寝ないほうがいいんじゃないか?」
「え?なんで・・・?」
「だって、なぁ〜?」
問いかけられた他の二人も頷いている。いや、あんたらわざわざさっきの場面繰り返えし起こさなくていいから!
「だから、なんだよ!」
「今日、俺たち帰るんだぞ?」
「またヘリ乗るんですよ?」
「お前、今寝たらまた気絶だろ」
「・・・・・」
見事な三連コンボでした・・・
結論から言うと、俺はヘリには乗らず電車で帰った。断固拒否ってやつだ。
『家に帰るまでが遠足だ!』ってお決まりのフレーズで文句は言われたがしょうがないだろう。実際に1度気絶してたし、あまり責められる事もなく、1人ヘリに乗らなかったわけだ。
そして誰も俺に付き合って電車で帰ったやつはいない。なんて薄情なやつらだ・・・
まぁ、約1名俺がヘリに乗らないなら私も電車で帰るとか言ってたが、お前が乗らなくて他の奴だけ乗れるわけないだろ!とヘリに押し込めた。
正直、誰の為とか関係なく、俺の平和の為なのだが・・・
次回予告
第22話 兄妹の絆
ふざけないでよ!何の連絡もないし、警察に届けようかと思ってたくらいなんだからね!!!