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第20話 取調べ

「あれ?その組み合わせは珍しいね?」

「んあ?ショウか、おっす〜」

「杉原くん、おはようございます♪」

振り返れば寝起きのくせに全く隙がない雰囲気でショウが立っている。時計を見ればもうそろそろ7時をさそうとしていた。いつの間にか眞鍋とかなり話し込んでいたらしい。


「二人ともおはよう。朝から密会してるとは思わなかったよ」

「ぉぃぉぃ、お前朝っぱら飛ばすな。密会ってなんやねん!」

「違ったの?ユキ、僕は浮気は良くないと思うよ?」

「村上くん、浮気なんて・・・サイテー・・・」

「・・・・・」


いやいやいや、ちょっと待て!この場合の浮気の相手は眞鍋って事だよな?眞鍋さんや、お前がそれを言うのか? って、ちょっと落ち着け!俺!浮気っていったい何だ?

『浮気:1、心が他に移りやすいこと。移り気。2、配偶者などがありながら、他の異性と関係を持つこと。(国語辞典より)』

ま、待て!今は浮気の意味を調べてる場合じゃないな。冷静な振りしてかなりテンパってるかもしれない・・・俺、何に対して『浮気』って言われてんだ!? いや、なんとなくは分かるが断固として違うぞ!うん、そこはしっかりしておかなくては!!!


「ちょっと待て。お前たち、冷静になろう」

「僕たちかなり冷静だよ」

うん、やっぱり俺テンパってる気がするぞ・・・

「俺、浮気なんかしてないだろ?」

「・・・じゃあ、本気だったの!?」

「(ぽっ・・・)」


ぉぃぉぃぉぃぉぃ!眞鍋さん、何赤くなってるのさ!?ボクニハリカイデキマセン・・・!!!

って、何現実逃避してるんだ俺!?落ち着け、そういえばショウが本気とか言ってたな。何が『本気』なんだ?オイラニハワカリマセン・・・

あぁ〜!頭が働かない!そういえば俺ほとんど寝てないんだった・・・


「お前たち・・・朝からなんでそんなテンションでいけるんだ?」

「だって、面白いから?ねぇ?」

「ねぇ♪」

「・・・はぁ〜・・・」

「でも、昨日村上くんと青葉さんが外歩いてるの見ましたよ?」

「・・・ッ!? そ、そりゃ外歩くこともあるだろ。ここには6人しかいないんだから、20%の確率でそうなるだろ?」

お、俺ナイス切り返しじゃない?あとはこのままこの話をうやむやに・・・

「深夜に腕組んで歩いてたんだけど・・・付き合ってるんじゃなかったんですか?」


この娘はなんて爆弾を・・・!



「偶然ね、星見てたら外で会った。それだけだ。それ以上でも、それ以下でも、断じてない!」

「ふぅ〜ん・・・」

ショウさんや、そのニヤついた顔をするのは止めてくだされ・・・ていうか、その役回りはナオじゃなかったっけ?おぬしはオールマイティーだったのか!?

目の前には納得できないような顔をしている爆弾娘までいるし、この先どうなるんだ俺・・・


ていうか、これまで通り否定し続ける事には変わらないんだけどね。

ある意味それが今の状況を作り出してる原因だって事くらい俺にも分かってるんだけど、肯定することは出来ないから・・・


この取調室と化したリビングから1秒でも早く逃げ出したい。



そして俺は激しく主張したい!


ね、寝たい・・・

次回予告


第21話 平和の為に

お前、今寝たらまた気絶だろ

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