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第14話 罪と罰

当初の目標を思い出し、

どちらかの話を1週間1話更新目指して頑張ります。

では最新話、よかったら読んでいって下さい。

何故そんな事にも気付かないのだろう。


簡易に作られた弊によじ登る危険さを。

その弊によじ登った時に起こるであろう出来事を。

その出来事が起こった際に生じる突き刺さるような冷たい視線を。



今、俺の目の前には地べたにキスするようにうつ伏せに横たわって動かないナオト(バカ)が1人。

そしてその向こうにはビックリして声も出ない梓織に、怒りで声が出ない沙織、あっけに取られて声が出ない香織の姿があった。

そして次の瞬間・・・




「「「きゃぁ〜〜〜〜〜!!!!!」」」






「このバカ兄貴ッ!!!痴漢ッ!!!変態ッ!!!」

烈火の如く怒りをあらわにする沙織。

ゴミでも見るかのように睨む香織。

いまだに泣き続ける梓織。

・・・一番年上がそれでいいのだろうか?

「兄貴ッ!ちゃんと反省してるの!?」

そんな事を思っていたら再び沙織の叱責が飛んできた。


今は露店風呂からリビングに場所を移している。

あの状況じゃ気まずいし、まともに話も出来ないと思ったから。

ただ、場所を移してもまともな話なんか出来ず、一方的に女性陣から責められ続けている。

そして女性陣3人はソファーに座り、俺とショウは床に正座。

ていうか、俺が悪いの!?悪いのはナオトじゃね!?

ちなみに当のナオトはまだ露天風呂でのびている。一度は目覚めて起き上がろうとしたのだが、とっさに梓織が投げた桶が命中し再び地べたにキスをする事になった。



「あの・・・」

「何ッ!」

「俺たち、何もしてないんだけど・・・」

「「同罪です!!!」」

「ごめん・・・」

沙織と香織の見事なハモリに俺はとっさに罪を認めるような発言をするしかなかった。



結局、謝り続け、ナオトの分もショウと二人で土下座しまくり、この旅行中ナオトが女性陣の下僕となる事でなんとか許してもらった。あいつが悪いんだし、それくらいの罰はしょうがないだろう。文句を言ってきてもショウが黙らせてくれるハズだ。


土下座には付き合ってくれたが、一言も言葉を発しないショウが怒りまくっていることは言うまでもない。

次回予告


第15話 軽井沢の夜

星、好きなんですか?

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