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読了時間:約1分(200文字)

ハーフボイルド探偵・犯人はヤスダ 【二百文字小説】

作者: 維川 千四号




「まるで古典小説だな」


 安田財閥総帥の逝去。莫大な遺産の相続争い。

 山奥に佇む洋館。一堂に会す安田一族。


 そんな舞台の中、探偵は思わずそう笑った。

 まさか愛車の機嫌が悪くなったと思えば、こんな場面に出くわすとは。つくづく自分には探偵稼業がお似合いだと、認めざるを得ない。


 そして、深夜に響き渡る悲鳴。密室に横たわる刺殺体。

 その横に書かれた血文字――ヤスダ。


 それを見た瞬間、探偵は叫んだ。


「下の名前を書けよっ!」



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― 新着の感想 ―
[良い点] 文章が短いながらもしっかりと説明されているので、説明不足とかも感じる事なく。とても面白かったです。 [一言] 200字で物語を作り上げ、尚且つとても物語として良くできてるなって感じました…
[一言] 200文字で過不足なく伝わっていて、よかったです。
2014/03/25 14:18 退会済み
管理
[一言] 文体設定何もかも王道を踏襲しつつ、こういうメタ的というか、お約束くすぐり系のお話がとても好きです。
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