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歩いた先  作者: 宵月
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不幸の始まり

目の前で親に喧嘩されるってどんな気持ちなのだろうか?

『お前が先にやったんだろ!!』

父の声が耳に響く。

『貴方がやったんでしょう!!』

負けじと母も声を張る。

ここがどこだか分かっているのかいないのか、聞いてるこっちが恥ずかしい。ほら、お友達も困ってますょ-?

『お母さん、お父さん やめてよ!!』

『もう煩い!!』

弟と妹が一所懸命に叫ぶが、残念ながらとうの2人には届いていない。

それにしても情けない。喧嘩の理由が妹の菜奈を蹴った、蹴ってない。という なんともガキな喧嘩だ。

酔った人は醜い。

ついにお父さんが

『出て行く。菜奈 来い!!』

と、出て行った。

ぃやぃや、出て行くも何も ここ知り合いの家だから。

流石にヤバいと思った私は後を追いかけた。だが、追いつけない。後ろから母の叫び声が聞こえる。

『菜奈がかわいそう。離して!!』

クソ!!こんな時、自分の体力の無さがもどかしい。もっと走るのが早ければ…!!

結局 追い付けないまま。知り合いの家に帰った。そして、裕太という、いかにも強そうな大人の男性が、

『俺が行くよ。』

と、追いかけてくれた。

しばらくの沈黙。怖くなった私は7歳だというのに母の膝に座っていた。

沈黙に耐えきれなくなった私は思わず呟いた。

『なんか、お父さんかわいそう…。』

本音だ。周りから嫌な奴という感じでお父さんの話をしている母達を見るのは本当に怖くて有り得ない事を聞いてる気分だった。

だが、母から返ってきた返事は驚くものだった。

『それだけの事をしたんだから仕方ない。自業自得よ。』

その時、母が全然 知らない人に見えて思わず母の傍から逃げた。そして、俯き黙った。

(誰も私の事を分かってくれてない。怖い。)

そんな時、裕太が菜奈を連れて返ってきた。どうやって連れ戻したのだろう?

『ただいま-。』

と、いつもと変わらない調子で。

それが、なんだか怖かった。

『菜望、今日は止まっていったらいいよ。』

『ありがとう。そう、させて?』

知り合いの玲奈さんが今夜はここに泊めてくれるそうだ。




-続く-




はじめまして。

後書きって何を書いたらいいのか分からないので簡単に自己紹介をしたいと思います。


名前:宵月

よみ:ルナ

年齢:13歳


初心者で読みにくい文章だけれど、がんばるから よろしくね♪



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