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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

宇宙船地球号2100年ディオツネポッラの旅

作者: ヒロモト

時は2100年。

やぁ2024年の諸君。

俺は若い頃はプロゲーマーだったんだ。

閃光のハヤト……聞いたことあるだろう?

熱い10代だったな。

でも98才になった今のがずっとアチィ。

俺は今や『宇宙船地球号』のキャプテンなんだぜ?

宇宙すら遠い世界だった2024年の君たちには信じられないだろうが、2030年8月1日。俺はバリヤーを張った地球そのものを宇宙船にして『宇宙』を飛びたった。

この日は死後の世界では地球が宇宙から消えた記念日になっているんだ。

宇宙船地球号は宇宙を旅立ち宇宙の先の死後の世界、霞界、グリシュア、ラ・パルレ99界を抜けて無限×無限8×8000キロ先にあるとされるテネシィに向かっている。

俺は当然不老不死だし、どんな空間でも生きられるが地球号を捨てられない。

プロゲーマーやってる時はネットの世界はヒレー。でも、宇宙はもっとヒレーなどと思っていたが、意外と宇宙も狭かったよ。


「ハヤト。地球号は寿命だよ」


地球号のクルーである『ワンピース』が俺の肩を叩いた。

こいつの正体を知りたくてしょうがなかった事もあったな。


「地球号は捨てない」


「君が地球号に愛着があるのは知っているが……」


「予定の変更はない」


この日。俺は死んだ。


一度肉体と魂をパラノーマスーパーファミコンの力で引き剥がし、死後の世界へワープし、大生命エナジーを入手した後にコンビニエンス・スリーブさせた肉体に戻り、霞界で大生命エナジーを使い新たな地球を創造すればよい。

数億年もかければ宇宙で新たな地球が育つ。


俺が新たな地球を育て上げるまでにワンピースはどこまで行くのだろうか?

俺にすら分からないのだ。

2024年の君たちにはとても分かるまい。


俺は閃光のハヤト。

知り過ぎた男。

諸君。世界は狭い。俺はもっともっと知りたいのに知らないことがもうこの世にほとんどないってのは悲しいね。






閃光のハヤト。死亡。ゲーム終了。


『人間ゲーム』達成率0.01%。



プロデューサーからのアドバイス。


『探索不足!次はもっと世界を見てみようね!』







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