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4-9(65) ベーグルさん、キレる。

 ベーグルさんに謝った後、軽く家を案内する。と言っても狭いもんで、いま掘っているベーグルさんの部屋を合わせても、随分と小さい規模である。


「司令部兼リビングです。大抵ここにいます」

「それなりに広いですね〜」


 雪風よりも空間制約が少ないからそれはそう。



「倉庫です。ガラクタが入っています。油臭いのでドアは開けません。見たければまたの機会に」

「大きいドアですね〜」


 中には地球由来っぽいものが色々入っているが、なんせ状態が悪い。というか鉄と油臭い。



「僕の寝室です。申し訳ないですが、ここで寝てもらうことになります…もちろん寝具は清掃されていますので綺麗です!」

「ここで…はい、わかりました…」

「あ、シャワーはここの角にありますので、使う時は一声かけてください」


雪風と違って衝撃とか加わらないから、小物がごちゃごちゃしている。仕舞いようがないから仕方ない。



 さて、ひと通り案内も終わった。新部屋の採掘も始めた。あとは…特にないか。


「ベーグルさん。もう時間も遅いですし、寝ますか?」

「そうします」

「ではおやすみなさい」

「え?艦長さんはどこで寝るんですか?」


 それはもちろんリビングのソファですが…


「あ、僕は雪風のシャワー使うので、ベーグルさんはそっちのシャワー使ってください。使い方は、まぁ標準型シャワーなのでわかるかと」

「待ってください!艦長さんをソファで寝かせるわけには!」

「いいんですよ僕は。慣れてますし」


 慣れてなどいない。しれっと嘘を吐くけれど、そうしないとベーグルさんが折れてくれない気がする。だがこれが地雷だった。


「そんなのに慣れてはダメです!」

「えぇ…とはいえ僕のせいで色々たりてないので、ベーグルさんに不便をさせるわけには…」

「じゃぁ一緒に寝ればいいじゃないですか!!」


 人は興奮すると、流れに任せて自分でもとんでもないことを口走ったりする。そういうことにならないように、常に冷静でいるべきだーなどと頭の一部で冷静に考えつつ、こちらの思考はほとんど停止している。その間もベーグルさんは興奮してしゃべっている。


「だいたいなんですか!乗艦させるときも住居を決めるときも、何回も何回も同棲同棲って。こちとらガキじゃないんですよ!んなこと最初から分かってますよ!」

「ベーグルさん落ち着いて…」

「かと思えば私ばっかり優先して、新入りなのに艦の個室だけでなく基地の個室まで与えようとして、その上ベットが1つだからって自分はソファで寝るつもりですか!?」

「それは僕の失態ですから…」



 宥めるのに10分程度かかりました。

ノリと勢いぃ!!

読んでいただきありがとうございます。

誤字報告も感謝です。


2024/12/30 投稿

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