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3-8(49) 艦内見学 リビング

 翌日。雪風の中で朝食を摂り、軽く掃除をする。一応客人が来るわけだから、それなりに綺麗にしておかないと。まぁ掃除ロボと空気清浄機を動かすだけで良いぐらいには元から綺麗だが。



「来たよ〜」


 インターホン越しにべシーさんが話しかけてきた。後ろにはベーグルさんもいる。出迎えなければ。


「やっほー、元気そうだね〜」

「お邪魔します…」

「おはようございます。雪風へようこそ」


 ハッチまで行って出迎える。雪風は通路がアリの巣のようだから、案内しないと迷う。とりあえず応接間を兼ねたリビングへ連れて行こう。



「いつきても綺麗だね〜」

「勝手にもっと汚いと思ってました…」

「そりゃ掃除してますから」


 ベーグルさんもズバッと言うなぁ。確かに客船や海軍の艦とは比べられないが、それでもそこそこ綺麗な自信はある。というのも重力制御の限界を超えた機動をした時に、艦内のものがすっ飛んでいくからなんだが。汚いとそういう機動をした時に埃が舞う。

 この話をするとベーグルさんは納得していたが、べシーさんは引き攣った顔をしていた。


「この艦結構高性能で、重力制御も優秀だったよね?」

「ええ、高性能だから重力制御の限界を越えることがたまに…」

「そんなことして君は吹っ飛ばないの?」

「慣れてますので。それはともかく、ここが応接間を兼ねたリビングです」


 なんかの事情で雪風で接客する時や、雪風から出れない時にくつろぐ用の部屋だ。自動調理具やテレビなどを設置してある。が、1人だと使わない。そもそも訪問者がいないことも理由だが、複数人用のテーブルを1人で使うって悲しいじゃん…


「これはなんですか?」

「ウォーターサーバー」

「こっちは?」

「銃のおもちゃ。遠隔で徹甲弾を撃てるよ」


 脅された時に始末する用の隠し武器だ。


「これは〜?」

「冷蔵庫です。開けてもアルコールは入ってませんよ」

「ほんとだ、ちぇ〜」


 客人の質問に答えていく。面白いものも何もなく、こんなリビングの艦に居てもつまらないと思うんだが。


「そろそろ移動しましょ、もし本当に居着くのなら、個室ぐらいは見たほうがいいでしょう?」

「えっ!個室もらえるんですか!?」

「わーお、てっきり同じ部屋の同じベットを使うのかと。そしてそこでベーグルに…」

「べシーさん勝手なこと言わないで下さい」

書き溜めとモチベが切れて、大きな用事が来ました。またちょっと投稿休みます。

読んでいただきありがとうございます。

誤字報告も感謝です。


2024/07/3 投稿

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