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45/107

3-4(45) ベーグル

 ここはレストランだ。椅子に座っているだけだとアレなので、とりあえず食事を注文する。お腹減ったし。


「いつも姉がお世話になっています」


 注文して落ち着いた所で、ベーグルさんがそう切り出した。しっかり者で礼儀正しいとか、べシーさんと正反対だな。いやあの人も仕事モードだとしっかりしているか。


「こちらこそ、べシーさんにはいつも助けてもらっています」

「いやいや、迷惑ばかりかけている様で…」

「否定はしません…」


 助けてもらっているのは本当だけれど、迷惑かけられているのも事実だからなぁ。


「でもべシーさんが居ると楽しいですよ」

「そう言っていただけると嬉しいです」


 心なしか顔が明るい気がする。姉妹なら褒められて悪い気はしないのか。べシーさん顔がニヤけていますよ。


「では今日来ていただいた件ですが、本当に受け入れてくださるのですか?」

「え?」

「えっ?」

「あっ」


 そういえば今日誰となんのために会うのか聞いていなかったな。合流してから説明されると思っていたが、ベーグルさんは説明済みだと思っている様だ。そして「あっ」と声を漏らしたのは…


「姉さんから何か聞いていたりしませんか?」

「何も聞いてないですね」

「…」

「…」

「…姉さん?」

「はひっ!!」


 驚いて変な声出てますよ。まぁベーグルさんの凍りついた笑みは怖いけれど、でも貴女たち姉妹だから知っているでしょう?知っているのになんで怒られる様な事するんですかね。


「[私が全部話つけてくる〜]って言ったのは誰だっけ?」

「でもあの」

「誰だっけ?」

「私です…」


 こっわ。なんか尋問みたい。第三者視点で見てこの恐怖なら、べシーさんの恐怖はどうなっているんだろう。


「この計画を話したときに[良い人がいるよ]って言ったのは?」

「私です!」

「うん、良い人みたいだよ。で、その良い人を買い物に巻き込んで、しかも荷物持ちにしているのは誰かな?」

「私です…」

「さらに時間に遅れて、そのせいでまだ荷物を持たせたままなのは誰かな?」

「私です……」

「この会合の内容を何も教えず、ただ時間をとらせているのは誰かな?」

「私です………」

「あの、ちょっとやり過ぎじゃないですか?」


 思わず口を出してしまう。べシーさん泣き出しそうだし。

 ベーグルさんはこっちを見て、べシーさんを見て、こっちを向いた。


「ごめんなさい、熱くなり過ぎました。姉は後できっちり叱っておくので、今はご容赦ください…」

「容赦も何も、僕はそれほど迷惑に思っていないので。それより、この会合の理由などを聞かせてもらえますか?」

毎日2話書けば、良い感じの頻度維持できますね。

読んでいただきありがとうございます。

誤字報告も感謝です。


2024/06/25 投稿

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