2-8(25) 質問攻め
「「「司令!おはようございます!」」」
「おはよー」
声を揃えて敬礼する様はさすが軍人だと思う。それに返すべシーさんはとても軍人には見えないが。
「紹介するよ。我らが103警備艦隊のやつらだ。んで、こっちが今日の臨時訓練の仮想敵」
「よろしく」
「「「よろしくお願いします、教官殿!」」」
…なんか怖い。
「別に堅苦しくしなくてもだいじょぶだよ。彼、私の知り合いだし。多少雑に扱ってもへーきへーき」
べシーさん貴女ほんとに変わりませんね。一応は外部の人間なんですけど。呆れながらツッコミを入れると、部下の人たちが目を丸くしていた。
「じゃー私は飲み物とってくるから〜。聞きたいことがあるなら彼に直接聞いてねー」
…行っちゃった。人の話聞いてくださいよ。置いていかないでほしかった…
「あのべシー司令の知り合いだなんて!」
「あのべシー司令と一緒に食事をする男性がいるなんて…」
「あのべシー司令にツッコミを入れるとは!」
「「「貴方は一体何者ですか!?」」」
囲まれて、質問攻めをされる。あのって…なんだと思われてるんだろ。とりあえず正直に答える。
「僕はただのサルベージ屋なんですけれど。べシーさんだって昔引き上げただけだし…」
「引き上げたって…救援ってこと?」
「司令が民間船に乗っていたのは知っているけれど…救難されたって話は聞いたことないな…」
頷く。でもあまり話していないのか、微妙な反応をされる。と、そこで唸っていた1人がハッと顔を上げた。
「ひょっとしたら!あの、その救援の時にべシー司令と共闘したりとかしました?」
「あぁ〜、絡んでた奴らを一掃して応急修理をした後に、このままじゃ帰れないとか言って、宙賊の違法コロニーをぶっ潰したことならあるけれど…それが何か?」
あの時の事後処理は大変だったな…幸いサルベージ艦と採掘艦だったから、2人とも「回収免許」を持っていたのは唯一の救いか。宇宙局の人に少し怒られただけで済んだし。
で、宙賊基地に殴り込みに行きましたが何か?
「時々司令が言ってるんですよ。《白馬の王子様》に出会ったって」
「襲われているところを颯爽と助け、その後の戦闘でも息ぴったりだったんだよ〜、とか」
「てっきり何かの勘違いか妄想だと思ってたっすけど、本当に居たんすね」
「うわびっくりした」
いきなり後ろの至近距離からから声をかけないでほしい。寿命が縮む。
「ってかいつからいたんだよ」
「べシーちゃんが離れたあたりからっす!」
「最初からじゃねぇか、声かけてくれよ」
「おどかしてみたかったっす!」
勘弁してくれ。
願わくば最盛期の投稿頻度を…
そうそう、この編集履歴?みたいなやつ(↓)に、誤字修正を追加するのはやめました。あまりにも誤字が多いので…
それと、3話目「カフディ中立区」の中の、中立地域の説明を少し修正しました。まぁちょっと言葉変えただけなので、そんなに問題ないはずです。
2024/03/01 投稿




