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104/104

7-6(104) 巡洋艦

「これが貨物艦系統、あれが軍艦系統、んでそっちが旅客艦です」

「なるほど…これはなんですか?」


 翌日、僕らはまたシミュレータを使いに来た。今日はちゃんと予約してるので、サナさんにいきなり仕事を吹っ掛けたりはしていない。

 そして今日やる事だが、昨日は初めてのシミュレータだったので、とりあえず練習駆逐艦を使わせた。でも僕は学校の先生ではない。なんかそういう役割を期待されているようだけれども、少なくともそういった免許の類は持っていない。だから何も考えず、ベーグルさんの好きなように艦を組み立ててもらおうと思ったわけだ。


「それは貨客艦ですね。その奥が武装貨物艦。この辺のは、軍、モノ、ヒトの複数の性質を持ってる艦級です」


 そのためにはまずどんな艦種があるのか、どんな性質を重視すべきか、という事を知らなければならない。だからそれをレクチャーしているところだ。


「よく言えば汎用性が高く、悪く言えば結局なんなのかハッキリしない艦級ですね」


 このような大まかな特徴は、重要区画容積や骨格強度に依存する。その強化・換装は、基本めっちゃ金がかかる。その後に選ぶジェネレーターの対応非対応や、ひいてはコンテナ容量などにも関わるので、艦の素体選びはとても重要だ。


「ん〜なんかよく分かんないですね」

「何をしたいか、を考えるといいですよ。採掘か、運送か、護衛戦闘か。などなど…」


 本当は、危険度やその時々の需要供給バランス、技術の発展や所持資金などにも左右されるけれど、シミュレーション空間にまでそんな面倒な考えを持ち込む必要はない。実際に動かしてみて分かる向き不向きもあるだろうしね。


「オススメは巡洋艦クラスですかね。拡張性を考えると、艦は大きい方が良いですから」


 1人で制御する前提の中で、最大サイズの艦級が、巡洋艦クラスである。これより大きい装甲巡洋艦・重巡クラスは、1人で動かすには大きすぎる。


「姉さんと同じやつですか?」

「べシーさんも確かに乗ってますね。あの人の場合は一応は艦隊司令ですし、周りを見るのに集中するために副官さんも乗っていますが」


 本来であれば、軽巡こと巡洋艦の運用は1人で可能だ。ただ立場上、役割分担のために副官さんを乗せているのだろう。仕事も半分で済むし。

 これが駆逐艦だったりすると、艦橋に2人も乗ると狭いから難しい。重巡こと装甲巡洋艦では、1人での運用はちょいと厳しい。

ストックが尽きました。物語の大まかな流れも考えたいので、最悪更新止まります。

読んでいただきありがとうございます。

誤字報告も感謝です。


2025/08/21 投稿

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― 新着の感想 ―
了解。お待ちしてますよ。 まとめてストックを放出なさるのも悪くないですけど週一定期更新していただけると嬉しいです。
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