NO DISTANCE
逢いたいひとが、いるときもありました。
そばにいるだけが優しさじゃないから
電話を握る手さえこんなにもあったかい
ひとり泣くだけがさみしさじゃないから
すれちがう恋人はあんなにも凍えてる
ものさしじゃはかれない距離感で
ふたりは愛しあえるかな
きもちがそばにあるのなら
逢えないなんてたいした障害じゃないって 笑ってよ
ほんとうは かたときも
引き裂かれたくないとおもってる
強がりを強さにかえて 眠れぬ夜を幾つも
ほんとうは 一瞬も
あなたなしではいられないよ
さみしさは愛しさの影で 星舞う夜を幾つも
だきしめるだけが抱擁じゃないから
北風に吹かれてもきみの腕 感じてる
はなれてくだけがさよならじゃないから
手をつなぐ恋人もいつからかはぐれてた
肌でしかわからない距離感で
ふたりは愛しあえたかな
きもちがそばにあるからね
逢えないなんてたいした障害じゃないって 笑えたら
ほんとうは つかのまも
ほどかれたくはないとおもってる
弱虫の弱音が鳴れば 眠れぬ夜を幾つも
ほんとうは 刹那でも
あなたなしではつらすぎるよ
愛しさはさみしさの影に 星散る夜を幾つも
受話器 → 電話 に変えました。
死語になりつつある?