表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この先に日常は待っているのか  作者: 柊彩華
第2章 目
22/25

5月14日


そんな2回目の黒板事件の翌日。


「おはよ〜。」


「おはよう!」


学校に着くと、春菜達はもう既に席に座って談笑していた。


「今日って何か課題的なのないよね?」


「ないよ〜!今日は朝は何事もなくて良かったよね。」


「本当!良かった〜!」


彩は春菜達に混ざって話をしながら、リュックから教科書を出して机にしまっていた。



ガシャガシャ



(あれ、私プリントまた入れっぱなししたっけ?教科書でぐっちゃぐちゃにしちゃったかも。)


机の奥から音がする。彩は教科書の下からプリントを引っ張り出した。


(なにこの紙。見覚えがない気がする。)


ホッチキスで止められた数枚のB5サイズの紙が半分に折られて机の中に入っていたようだ。中身を確認するために彩は開いてみる。


(え。)


中身を見ると、そこは誰かのグループトーク画面のスクショが数枚に渡って印刷されていた。彩は誰にも見えないようにトーク内容を読んでみる。



『ちょっと、雄吾から芽生と付き合うって言われたんだけどどーゆーこと!?』


『なにそれ、芽生。メグの気持ち知ってたよね?』


『ごめんね、メグちゃん。言い出せなかったけど、私も前からずっと雄吾君のこと好きだったんだ。本当のこと言えなくてごめんね。』


『ふざけんなよ。マジないわ。』


【メグが芽生を退会させました】



その後も会話は続いていた。

グループ名は『女バレ&女マネ 2年』になっている。


(これって昨日、中が話してたことじゃ…!なんでこれが私の机の中に入ってんの!?)


登校直後の意味不明な出来事に彩の頭は混乱してしまう。


(こんなの周りに見られたら余計面倒なことになるよね絶対。どうしよう…。)



「おい、彩。大丈夫か?」


何かの紙を見ながら放心状態になっている彩を心配して、大和は声をかけた。大和になら相談してもいいかもしれない。彩はそう考えて、紙を見えないように渡す。


「大和。トーク見て。」


そう言って、彩と大和はスマートフォンを開き、隣にいるのにトークを始める。彩は、何故かその紙が机の中に入っていたことなど一連の出来事を伝えた。

大和は紙を見ながら驚きながらも理解し、後でちゃんと話そうとトークに打ち込んで、彩から渡された紙を預かることにした。


「ありがとう。」


「俺たちだけじゃどうにもならねえし、後で哲樹達にも相談してみねえか?」


「うん!そうする!」


その後、彩と大和は色々考えながら授業を受け、昼食の時間になった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ