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この先に日常は待っているのか  作者: 柊彩華
第2章 目
17/25

去年 11月18日 4


体育館から部室に戻って約30分後。

ノックの音とともに、体育館で指示をしていた先生がやってきた。


「卓球部の皆さんお疲れ様。これから先生が駐輪場まで誘導するので、荷物を持ってついて来てくれ。」



私たちは言われた通り荷物をもって部室を出た。

普通なら、部室棟を出て、格技場と体育館の間を通って中庭に行き、駐輪場へ向かう。

しかし、今日は中庭を避けるように体育館の反対側を通って、駐輪場へ向かった。



「じゃあこのまま残らず帰宅するように。気をつけて帰りなさい。」


そう言って先生はまた部室棟の方へ戻る。

駐輪場の方を見ると、先に来ていた大和達が彩を待っていた。


中達と別れを告げた彩は大和達と共に石高を出た。



「おい、大丈夫か?」


あまりにも暗い彩に、大和は尋ねる。


「うん…。あのね、ーーーー」



海老名先輩達にも話した事を大和達にも伝えた。


「…まじかよ。」


いつも冷静の大和も驚いているようだ。


「嘘だよね!?明神さんが??」


元気いっぱいの颯泰でさえ、明るさが無くなる。


「こんなこと知ったら、雄吾やばそうだな…。」


「あの2人学年でかなり有名だったしね。」


他クラスの陽翔や哲樹でも、芽生の存在は知られていた。



その後、今日が金曜日であったことから、石高専用の連絡メールにて、明日の土曜日・日曜日は校内立ち入り禁止となるため、部活動は休止、という連絡が入った。




週明け月曜日に登校すると、朝のホームルームで、当時1年4組の担任だった釜山は、芽生が金曜日に渡り廊下の窓から落ちた時に頭を打って亡くなったことと、警察の調べで自殺と断定したことを話した。


事実を知った芽生の友人達の中には、涙を流しているものもいた。特に友人以上の関係だった雄吾は、事実を受け入れることができず、数日間放心状態で、クラスメイトの男子達が元気づけていた。



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