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この先に日常は待っているのか  作者: 柊彩華
第2章 目
13/25

4月13日 3


3組は1時間目が化学だったため、学年主任の朝倉が教室に入り、すぐに黒板の文字を発見する。


「おい、なんだこれは!書いた奴すぐに出てこい!」


朝倉の怒号が廊下にまで響き渡り、教室中が凍る。

石高の生徒は素直な生徒が多いため、普通ならすぐに名乗り出る場合がほとんどだ。

だが、どれだけ怒鳴っても落書きした生徒が出てこない朝倉は、流石に変だと思ったのか生徒に尋ねる。


「この落書きはいつからあるんだ?」


「登校した時には既に書いてありました。」


生徒会長の皆木 紗菜〈みなぎ さな〉が答える。


「この教室に1番早く来たのは?」


「私です。来た時には既にありました。」


挙手をしながら、梨々佳が答えた。


「なるほどな。なんでお前ら消さなかったんだ?」


「だって先生…、去年のこともあるし、なんか怖いじゃないですか…。」


クラスの女子次々と答え始める。


「それとこれとは関係ないだろ。それにあの件に犯人なんていなかったじゃないか。とりあえず、今回はこれで終わりにするから、以後気をつけるように。少し遅れたが、授業を始める。」


こうして、朝倉が黒板の文字を消し、何事もなかったように授業が始まった。



朝倉は授業終了後に、念のため学年の先生たちに事を伝えたらしく、2時間目前のホームルームの時間に樫谷が生徒全員に注意をした。




その後、何事もなく授業がそれぞれ進んでいく中で、彩は去年の出来事を思い出していた。


あれは、去年の11月18日のことだった。



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