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この先に日常は待っているのか  作者: 柊彩華
第2章 目
12/25

4月13日 2


3階に着くと、何やら2年3組の廊下に人が沢山集まっていた。


「なにあれ。」


どうやら廊下の人だかりは他クラスの人間らしく、写真を撮ったり怖がったりしているようだ。


「あっ!大和君達だ〜!おはよ〜」

「本当だ!」


5人が教室に近づくと、女子達が周りに固まってきてしまう。


「おはよー!皆!」


「朝から元気だなー皆。」


「邪魔だ。」


「冷たーい、大和君〜!」

「颯泰君はいつも元気だね〜!」


女子達に返事を返す颯泰や陽翔に対し、相変わらずの大和。あたりを見渡すと、5組の中や優哉達もいた。


「おはようおだぎ!早く見た方がいいよ!」


中達に促され教室に入ると、自分のクラスに人だかりができる理由が5人には分かった。




「な、何あれ………。」





『犯人は誰だ』





黒板いっぱいに白チョークで書かれた5文字は、奇妙としか言いようがなかった。



「彩、おはよう。」


唖然としていた彩に春菜達が声をかけてきた。


「おはよう、皆。ねえ、あれなんなの?」


驚きでいつもの笑顔がない颯泰は、先に学校に来ていた春菜達に尋ねる。


「このクラスの中で1番早く来たのは私なんだけど、もうこの状況だった…。」


そう答えたのは、梨々佳。


「教室には誰もいなかった?」


「いなかったかな。特に誰かの荷物も置いてなかったよ。」


「それじゃあ、この状況からしてもあれを書いた人の姿を見た人はいないってわけか。」


状況を梨々佳に聞き出し考える哲樹。


「本当は誰か消せばいいんだろうけど、消せないんだよ。」


「ほら、皆去年のことがあるから、って言い始めてるんだよね…。」


「去年のあれか…。」


麻里香と春菜の発言に、流石の陽翔も真面目な顔をしていた。



そんな時チャイムが鳴り、ざわつきながらも、廊下に集まっていた人たちも含め各々自分の席に戻っていった。



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