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最強で悪かったな   作者: はわた
1/1

やる気なしでも世界最強

ぜひ読んで頂けると嬉しいです!


「はぁ」


溜め息をつく。

特に何かがあったわけではない。

俺は平穏に暮らしたいだけなのだ。

金が欲しい訳でも、権力が欲しい訳でも、ましてや名声が欲しい訳でもない。

ただ山道を歩いていただけのはずだった。


「助けてください!」


平穏が崩れるのは、いつも突然だ・・・


「・・・・どこで間違えたかな」


俺が今いるのは、王国から一番離れたド田舎の山道だ。


「いたとしてもスライムくらいしかいないはずのここで何から助けろと?」


少女は震えた指で俺の後ろを指した。

少女が指を指す方を向くと、鎧に身を包んだ

大男がいた・・・


「その娘を差し出せ。差し出せば、貴様に危害は加えん・・・」


最悪だ。


「どうぞ」


「「えっ??」」


答えは最初から決まっている。

なぜ俺がわざわざ自分で平穏を壊すような真似をしなければならない。


「お願い!助けてよ!!」


少女は涙を浮かべ叫んでいた。

大男はニヤリと不快な笑みを浮かべた。


「ったく・・・」


「ゔッ!」


大男が山道に倒れる。

少女は何が起こったのかわかっていないようだった。


「貴様ッ!」


大男は立ち上がり、腰に着けた剣を抜いた。


やっちまったな


「ワシは誉れ高き王国の騎士だぞ!ワシに逆らうとは愚かなッ!」


俺も剣を抜く。


「死ぬがよい!!」


一閃。

騎士の大男の体が吹き飛んだ。


「最強で悪かったな」


少女は首をかしげ、俺に問いかける。


「あなたは一体?」


「俺はアル。ただの最強だ」


読んで頂きありがとうございます!

ではまた次回?

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