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Aランクの実力

普通なら魔弾程度じゃ驚かれない。むしろ一般的だろう。しかし、開始すぐにとる行動ではない。そして、数が問題だった。一般的な者には1個やろ2個、熟練者でも5個程度しか操れないのだ。そのため魔弾というのはあまり使われない。


展開した魔弾を試しに10発ほど撃ち出す。


「よっ、はっ、..,ちょちょちょ!やばいっす!」


...避ける避ける、まったく当たらないな。伊達にAランク名乗ってないな。残りの40個の魔弾を撃つ。その間にマナポーションを飲んでおく事も忘れない。およそ1本で魔弾50個分、そして俺の総魔力量も魔弾50個分だ。つまり初っ端からMPを使いきったわけだ。


「あれは...まさかマナポーション!?」


ケイトがびっくりしている。そりゃそうだろう、これ1本でケイトの3ヶ月分の給料はあるだろう。


と、ここでアントビがバランスを崩した!あんの周りにも魔弾を撃ち続ける。そして、ここがチャンスだと狙いを正確につたものを撃つ。


「これでどうだぁ!?」


「甘いっすよ!」


なに!剣で弾き返されただと...とんでもねぇな、これがAランクか!人類の準最強クラスとは言え人間離れしすぎだろ!


「たしかに数は多いっすけど、威力は普通っすよ?いや、これだけの数で普通の威力を保ってるのすら異常なんすけどね」


なら、これはどうだ!

魔弾の数を半分にしてその分の魔力を残りに注ぎ込んだ。単純に威力は倍だ!


「ぐっ、威力上がってるじゃないっすか...」


お、流石に片手じゃ対処できないか!?


「これを使う事になるなんて思わなかったっすよ!」


アントビが取り出したのは、盾だ。それもかなり小さい。最小限の物、それもまた冒険者らしいな。

だが、これでやっと同じレベルで戦えるって事か。



「はぁはぁ、やるっすね」


「はぁはぁ、そちらこそっ」


それからしばらくお互いの攻防が続いた。

アントビが接近しようとする度にそれを防ぐように魔弾を作成したり、魔弾を盾で受け流されたりと何度も繰り返した。接近こそさせてないが、一歩ミスったら負ける。

ここで4本目のマナポーションを飲む。


「ぶはっ!ゔっ...げほっげほ...」


つきに限界か...咳に血が混じっている。ポーション系はたしかに効果は高いが、何度も使用すると身体に負担がかかるのだ。使いすぎたか...


「ケイトさん、勝負あったのでは?」


ぼぅっとしていたケイトに副団長が呼びかける。


「はっ、すみません!

両者そこまで!」


吐血している俺に油断なく剣を突き付けてくるアントビが、俺が気絶する前に見た最後の光景だった。





お偉いさんたちは報告のため解散していた。


「いやー!ユーリ君強くてびっくりしましたっすよ!」


「本当だよ!私が推薦したのは剣士としてだもん!あんなに魔法が出来るなんてねぇ!」


「ちょ、痛いって!」


俺は現在、Aランク2人から豪快に肩を組まれていた。気に入られたようだ。


「でもユーリさ、あれはどうしたの?」


「ん?なんの事だ?ケイト」


「マナポーションの事よ!4本も持っていたなんて...」


「ん?あれの事か...んー、調合した」


「そうなんすか?すごいっすね」


「調合出来るの!?」


「もうなんでもありよね」


一瞬アントビの目が鋭くなった気がしたけど、きのせいだろう...


「じゃ、そろそろ休むわ...」


「さよならっす!今度飯でも一緒に行こうっす」


「じゃあねぇ〜」


「またね」


結果は2日後ギルドで教えてくれるようだ。




その2日間俺は出掛ける予定はない。まだもう少し調合について調べないとな。俺は気になっていた事を実行した。


「お、出来たぞ...」


水の生成だ。もっと詳しくいうなら空気の調合ってところか?まぁとにかく分子サイズで調合出来る事が出来た。

そして次の日、この能力の真髄を知る事となった。結果から言おう。これは調合なんてチャチなもんじゃらない、1番近いのは錬金術だな。そして出来た事だが、ビンを密封にしてその中の物質を全て(?)硫黄に変えた。もう何言ってるか分かんねぇ...超チートご都合主義ってのは分かった。


だんだんとシステム内の能力が分かってきた。





「ユーリ君、君は近い未来、僕らと同じ悪魔候補になるかもしれないっすね...」


どうも!


負けちゃいましたね!まぁしゃーないしゃーない


そして調合ェ

もう、どんな物でも創り出す能力(質量保存の法則はちゃんと守る)って感じですよね

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