アイテムチート ☆
リターンにはデメリットがある。おそらく代行者がわざわざ忠告してくるようなものだから、代償はデカイんだろう。まぁ、もともと死んだら終わりなんだし死なないようにすれば良いだけだ。
調合リストをみたら、いやし草2本でポーションが出来るらしい。あのポイントに行って宿代10本+30以上は集めるか。
「あ、門兵さんおはよう!」
「おはよう、昨日の少年か」
はい、実は僕の年齢16歳になってました。元18だったので2歳若返りました。わぁ、すごい、あんま変わんな〜い。ん?年齢確認の方法?そりゃあシステムっすよ。
あ、出発前にステータスの確認しとこ
ユーリ・クライバー (男)
HP: 200 <
MP: 300 <
STR: 40 <
VIT: 50 <
AGI: 60 <
INT: 20 <
DEX: 70 <
称号:[異世界人]
スキル:[システム]
ステータスがあがっていた。つか、MPめっちゃ増えてるけど使い道なくね?しかも何故かLUKが消えてるし...ステは上がってるけど、補正なくなったから弱体化してるじゃん!あ、なんでステ上がったかログ見よ
女性と話した
天使と会った
ファ!?天使つったら代行者かシャロットだよな?うん、シャロットだな!ていうか女関連しかないってどうよ?
○
「ふぅ〜」
疲れたぁ!結局100本くらいも採集していまった。いやし草はアイテムボックスにいれましたよ?え、昨日?ははは、気付かなかったんだよ!悪いか!?
ちなみにもう暗くなってきたけど、昼食ってないわ...飯自体はだいたい銅貨1〜5枚くらいで食べれる。5枚まで行くと平民の中でも裕福なのだろう。商人とかが主か。
○
いやし草だが、一応銅貨10枚分はギルドに納めた。おっさんの飯を食ってさっさと自室にこもる。
「さぁ!調合の時間だ!」
独り言ってやつです。うるさかったらすみません。
「えぇと、いやし草2本でポーションだったか。どうやんだろ」
試行錯誤して、開発しますた。調合と念じます。終わり。
「これがポーションか」
そこには小さなガラスビン(小さな缶ジュースくらいの大きさ)に入った緑色の液体があった。いやいや、おかしいだろ!なんでビンまであんだよ!謎だ。いや、これでポーションとして扱われるのか?ん?それでもおかしいか。分からんから一旦置いとくか...
ポーション系の派生
ポーション
いやし草×2
ハイポーション
ポーション×2
ウルトラポーション
ハイポーション×2
シクポーション
ウルトラポーション×2
だんだんと効果が大きくなるらしい。ポーションはころんだ傷程度の患部に効いて、ハイポーションは剣で切られた傷程度、ウルトラポーションは欠損程度、シクポーションは何でも完治だそうだ。前の方は分かるが後半はなんだ!?欠損ってなんだよ...怖すぎんだろ。あれか?手切り落とされても生えてくるってか?ホラーだわ。シクポに関しては、何でもとか小学生かよ!
と、一応シクポーションは1つだけ調合しておくか。いやし草16本が必要になる。いやし草16本だけで完治の薬が作れるのか()
ウルトラポーション6、ハイポーション9、ポーション2を作った。おっさんに聞いてみるか。
「おっちゃん、これの価値知りたいんだけど」
ポーションを渡す。まずは一番ランクが低いやつからだ。
「これはポーションじゃねえか!しかも素人目でも分かる、これ良い品質だな。不純物が、まったくねぇ」
「え、そうなんですか」
「ああ、俺はかじった程度だから詳しくは知らねぇけど、ポーションはいやし草をすり潰して、水をちょっとづつくわえながら布で絞って作られるんだ。どこかしらで絶対に少しは不純物が入る」
「お、おぅ。おっさん詳しいな。で、いくらくらいで売ってるんだ?」
「普通のなら銀貨1枚ってところだが...これは欲しがる奴には銀貨10枚はくだらねぇな」
10万くらいか!そのへんの草を混ぜるだけで10万とか...
「ちなみにだけどさ、ハイポーションってのはどんくらいだ?」
「ハイポーションはなぁ、出回ってる数が少ないんだよ。それに、作り方がめんどくさいらしいぞ。一流の冒険者や軍、貴族なんかが使うから銀貨30枚はする」
まぁ剣で切られても治る薬が安い訳ないよな。
「ウルトラポーションはどうだ?」
「ん?あぁ、おとぎ話か。作り話だよ、腕を切り落とされても生えてくるなんて絵本の中さ。実際にあるわけがない、それに、もしあったら欲しいって奴が五万といるはずだ。金貨100枚以上は確実だな」
「へぇ、サンキュー助かったぜ。お礼にポーション1個あげるよ」
「ほんとに良いのか?」
「ああ、おっさんには世話になってるしな。あ、ただ何日かタダにしてくれると助かるな?」
「ははは、そういうことか!」
○
翌日俺はライオットさんの元へ向かっていた。え、場所なんで分かったかって?ケイトに聞いたら教えて貰えたぜ。彼はギルドとも関係があるらしい。
「こんにちは、2日ぶりですね」
「ん?お、ユーリか!買い物にでも来たか?あ、敬語やめてくれよ。なんかむず痒い」
「お、おぅ。買い物にも来たんだけど、他にもあってね...売りに来たよ」
「おい、それはどうい...」
おれはハイポーションとポーションを見せつけた。
「これですよ」
「これは...ユーリ、これは!」
「秘密だ。危ない事はしてないから安心してくれ」
「...分かった。それで、いくらで売りに来たんだ?」
「ハイポーション1個銀貨50枚で9個、ポーション銀貨6枚で2個でどうだ?」
もっと安くても良いんだけど、いきなり価格崩壊とか申し訳ないからなww
「それは高いだろう...」
「不純物がまったく入ってないとしたら?」
「っ!?それはとんでもないな。十分に利益が出せるか...?」
ライオットはんは、うーんとしばらく悩んでいた。
「よし買おう!」
「はい、毎度ありぃ!あ、それと買い物リストはこれです」
金を受け取り、必要な物をどんどん買っていく。まずはアイテムボックス。これは意外にも出回っているようだ。くっそ高いけどな!容量は鞄の2倍くらいが限界。そして、剣。これは戦闘をするのに欠かせない。そして次に保存食。困った時に便利。これはアイテムボックスに入れとけばかさばらない。あ、今買ったアイテムボックスはフェイクで何も入れないよ。
それからもいくつか商品を買った。
「それじゃ、そろそろ行きますね」
「またこいよ!」
「もちろんだよ」
こうして俺のポーションチートによって金貨5枚以上を稼いだのだった。
*リメイク版ケイトです。
どうも!どうしてもサブタイの☆つけ忘れるw
前は出なかったライオットさんの登場です!
そして、草からの500万であるww手間いらずの調合チートすぐる。
そしてだんだんと友人の画力上がってきてるねww
ステータス画面がおかしかったので修正しました。称号は主人公のみ、その他の人はスキルのみにしました。