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異世界少年物語  作者: 福弥三鈴
幼年期
3/15

異世界転生

「お子様は順調に育っていらっしゃるそうですよ、奥様。」

「良かったわ、私自身も、このお腹の子も健康を保てて…。」

母親らしき女性の声と世話役らしき女性の声が聞こえる。僕自身は暖かい液体の中に浸かっているようで、記憶になど残っていないが、これがいわゆる羊水というもので、胎盤の中の感覚かもしれない。今、僕にできることはないので、再び、意識を手放した。


数ヶ月後、

「オギャア、オギャア、オギャア!」

「おめでとうございます、お子様は無事に生まれましたよ、奥様!」

僕はこの世に無事に生を受けたようだ。

「無事に生まれて良かったわ!主人を呼んで来て下さる?」

「かしこまりました。」

女性が出ていく音がした。僕は母親らしき女性に抱かれ、

「立派に育つのよ、私のかわいい子…。」

僕はまだ目が開けられる状態じゃないし、ひどく眠気がするので、意識を手放した。

僕はこのとき、予想だにしていなかった…、母君との別れが早く来るなんて。



「無事誕生したようじゃな。これから先幾つも試練があると思うが、それはお前次第じゃ…。儂は期待しておるぞ。」

聞いた覚えがある声が聞こえた気がした…。

「期待に応えられるように全力尽くします。たとえ、どんな手を使ってでも倒すつもりです。命かけてでも、いや、やり遂げるさ、必ず…!」

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