決着
投稿遅れてすいません。
村雨が叫んでいるあいだにも、舞は居合の構えをとる。
「居合三番・紅落とし」
斜めに飛び上がった舞は、刀を振り抜き垂直に火を纏った刀を振り下ろす。
村雨は軽々と剣撃を躱す。が少しだけ動きが鈍っている。さっき受けた剣撃のせいだ。村雨の肩からおびただしい量の血液が流れ出ている。
「続けて、抜刀一番・電砲!」
これも、村雨は軽々と躱すが、剣撃が最初に放った始電のように飛んでくる。村雨は辛うじて避ける。
村雨は相手の能力と動きを読める。だが、見たことのない技や見えない技は相手の前の動きを先読みし躱す。しかし、これも例外がある。飛び道具や遠距離攻撃ようは相手動きすら見えない技や能力、武器による攻撃は躱せない。舞はこの事に気づいていた。もちろん村雨も気づかれていることに気づいている。能力者と戦う場合もっとも、重要になるのは相手がどんな能力を持っているかだ。相手の能力が分かればその能力の対抗策が出来る。そうすれば、相手に大抵勝てるだろう。村雨は相手の能力を観る能力だ、この能力は対能力者に対しとても有利に戦況を運べる。しかも、村雨はこの能力に動きを先読みする能力も持っている。能力としても最高レベル、そして、その能力に満身を抱いていない村雨もすごいと言えるだろう。
「ほんとに全然当たらないわね。それになんで反撃しないの?」
「そりゃ、チームに傷をつけちゃいけないだろ?」
「まだ入るとはいってないけどねっ」
また、舞は居合の型の形に入る。それを見た村雨は隠していたもう一つの能力を使う準備に入る。決して重力操作ではない。さっきのはまやかしだ。
能力を使おうとする舞に村雨は能力を使う。
「居合二番・ひょうじっっ!?」
舞は技を使えぬまま、ゆっくりと崩れ落ちる。
「何を使った…?」
「君と同じ能力を使っただけだよ」
「さっき、重力操作って言ったじゃない…」
「嘘がうまいわね…」
「それほどでも」
ぱたりと倒れる舞。村雨は倒れた舞を抱かえ大地を蹴る
テストでまた、投稿遅れてしまうと思います。