プロローグ
プロローグです。グリーン・レインの世界観が分かってくれたら幸いです。
こちらの方も編集いたしました。
一年前、世界中で異常現象が起きた。空から突然、緑色の雨が降ってきたのだ。
コケの色に近い緑色の雨、世界中の人々は、その雨を気味悪がった。しかし予測もしてない異常が起きたのはこれからだった。雨に打たれた野生の動物たち、ほんの小さな超能力が芽生えていた。最初は小さな能力だったが、だんだん能力が強くなっていっていった。そして、人間にも能力は芽生え始めていた。
人間にも能力は芽生えた。しかし、その能力を制御できるものが少なかった。いや、少なすぎた。雨に打たれて能力に目覚めてしまい、死んでしまった人が多くいた。
そして人間の数は急激に減った。
少なくなった人たちは、都市に集まり暮らした。しかし食料がいずれ、底を付くのは目に見えて分かった。そして、人たちが行った行動は、一つ一つの都市や村同士が、略奪、争奪戦と、醜い争いが始まった。だが、人類の食料は底をついた。自然界から、食料を調達しなければならない状況に陥った。そして、自然界には何かしらの動物がいる。その動物たちを狩って生活をしようと、話になった…
しかし、何度も動物を狩ろうとしたが、狩ることはできなかった。人間が弱かったのではない。動物たちが強いのだ、ただでさえ人よりスペックの高い動物が能力に目覚めたのだ。勝てるわけがない。人の能力は日々進化しているが、動物の能力も日々進化している、それも、人より遥かに早いスピードで能力が進化していった…
一部を除いては、
ほんの少数、動物と同等、いやそれ以上の進化スピードを持つ人たちがいた。
その人たちを人は、適合者と呼んだ。
適合者たちは、強かった。周りに嫉妬を受けるぐらいに。
適合者は普通の人たちに、嫌われた。はじき出された。
普通の人たちは、一人になれば死ぬのだろうと思ったのだろう。だが、死ななかった。動物より、進化スピードが早いのだ。適合者の能力は、どんどん進化していった。
だが、それと同時に能力の暴走が始まっていた……
能力が暴走したものは、理性を失い、動物のように人に襲いかかった。リミッターの外れた人は、動物よりも強かった。ましてや、適合者の暴走は計り知れない被害を負った。
そして、適合者は暴走に巻き込まれないよう、巻き込まないよう、孤立した。
そして、どんどん適合者は死んでいった。都市に集まった人たちは飢えと動物に襲われ死んでいった。
そして今、世界人口十万人……
はぁ、グダグダになってしまいました。
これから、紅煉と舞の冒険が始まる(予定)ですw