出会い
こんにちは、ぐれと申します。
初の投稿で至らない部分があると思いますがよろしくお願いします。
誤字脱字がありましたので修正しました。読んでくれると嬉しいです。
「やばい」
少女は悟り絶望した。
敵は3匹と言うべきだろう、人間の形をしてないのだから。
這いつくばって、うなってるような奴を誰が人間だと思うのだ。
少女の手には一本の太刀があるが相手の大きさは二m弱、いくらあるといっても分が悪すぎる。
「どうする…せめてもう一本あれば…」
「ウゥーー」
考えていても襲われるだけだと察し右へ大きく踏み込むそして、普通の人間じゃ有り得ないスピードで左へ駆け抜ける。
二匹ぶつかり合って抜けきった。しかし一匹は、人間からとは考えられないようなスピードで追ってくる。
「撒けなかったか……」
「ウガァァァァ」
単純な走りでは、まず勝ち目はないだろうだが、少女は太刀を持っている。
「戦うしかないか」
そう呟いた瞬間、追ってきていた敵のスピードが上がった。だが、上がったのは敵だけではない、少女のスピードも跳ね上がる。
舞はさっと前に出て斜めに飛び上がる。
鞘に収めた状態のまま敵の頭部を殴る。そして鞘から刀を振り抜き敵の腹を真っ二つにする。まだ動いている敵に止めを刺す。
「お見事」
と手を叩きながら一人の男が出てきた。
咄嗟に少女は刀を構える。
「怯えなくていいよ、俺は人間だ。一応な」
「……」
「自己紹介がまだだったね。俺の名前は村雨紅煉だ。君は?」
「私の名前は双重舞、いきなり出てきてなにか私に用があるの?」
「俺とチームを組まないか?」
そうして二人は出会った。