異世界に来ました!
異世界に来ました。
目が覚めた時周りは木々に囲まれていました。
どうやら森スタートのようです。
見た目に関しては、近くに小さな池があったので鏡の代わりに覗いてみたらちゃんと耳が長くなってた。
私の思っていた種族はハイエルフ、髪は白色で毛先に行く連れ銀色になっていて膝くらいまである長い髪。瞳の色はエメラルドグリーン色になってる。
だけど思っていた姿とは違う部分がある。
おでこから右目を通り頬まである黒い線、美人な顔に邪魔になるって思ってたけどなんかかっこよかったから良いかなって思ってる。
ちなみに今着ているのは上は白色、下は灰色の袴、昔から着てみたかったから。
さて、異世界に来たけどこれからどうしよう。
正直考える間もなく送られたからなー。
でも、ここだと仕事だとかに縛られないから…とりあえずのんびり暮らそ!
で、なにから始めたらいいんだろう?
『まず町に行くという選択指は出て来ないんですか?』
もちろん、しばらくは一人で居たいですから。
ていうかどこから話しかけてるんですか!?
ビックリしましたよ!
『それは申し訳ございません。
そして何処から話しかけているかについては、貴女の中から話しかけています』
……どうゆうことですか?
『転生する前に”お詫びを用意している”と言ってたのを覚えてます?』
たしかに言ってましたね。
『それが私です』
はい?
『ですからお詫びとは、私の事です』
……つまり、「プレゼントは、わ・た・し♡」みたいな感じ、ですか?
『まぁ、その様な感じです』
じゃあ、リエさんがいろいろサポートしてくれるということでいいんですか?
『そうですけど…理解するのが早くないですか?』
異世界もので転生するときにナビがつくものがあるので。
『はぁ。
まあ、それは置いておいて、町に行く気はないんですね?』
もちろん!
『では、生活の基盤を整えましょう』
と、言うと?
『家を作りましょう』
わかりました!
『では、早速…と言いたいところですが、その前に色々と準備しないといけません。
例えば……護身用の武器とかですね』
武器ですか?
『はい。今の貴女が魔物と遭遇した際、なすすべなく殺されるだけですから』
それは嫌です!
でも、どうやって作るんですか?
『それについては、【創造】の力を使います』
創造?
『【創造】の力はこの肉体を用意する際に使った力です』
じゃあまた頭の中に思い浮かべればいいんですね。
『その通りです。今回は私が使いますが、コツをつかめば貴女も使えるようになると思います』
そうなんですか!
やったー!
『制限は有りますが…その話は追々。まずは武器を……』
すると周りに光の粒子が出てきて思い浮かべていた形になっていく。そうして出来上がったのは、桜柄 と紅葉柄の2つの扇子だった。