表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/18

どうやって来たの?

 リ、リエちゃん?

 さっき言ってた私に関してのお客さんって……


『彼女たちのことよ。

 そして、今貴女が考えている人達と同一人物でもあるわね』


 やっぱり?

 でも、なんでここに居るの?


『それは、彼女達に聞いた方が早いわ』


 そうだよね……わかった。


 そうして、私は三人の方をきちんと見る。

 三人の視線は、変わらず私を静かに見つめていた。

 私が一人で困惑してリエちゃんと話している間も、ただじっと私を見ていたみたい。

 その間も幸せオーラが見えるから、再会したことが嬉しいんだと思う。

 少なくとも私はそうだから……困惑はしてるけど。

 だって、もう二度と会えないと思ってた人たちと会ったら誰だって困惑したり混乱したりするでしょ!

 ま、まあこの話は置いておいて、とりあえず話しかけないと!


「え、えっと……久しぶりだね」


「ええ、久しぶりね桜。

 私のこと、覚えてる?」


 少し、心配そうに質問してくる。


「うん、覚えてるよ、てらちゃん」


 私に質問してきた人、燃えているような真っ赤な長い髪に太陽のような髪飾りを付けて、首から赤い勾玉を下げている女性は、てらちゃん。

 三人の中では、一番最初に友達になった人。


「やっぱり覚えていてくれてたのね!」


 そうして嬉しそうに笑うてらちゃん。

 幸せオーラがいっぱい見えるからすごく嬉しいんだろうな。

 そんなてらちゃんを見ていると、どこか心配そうな視線を感じる。


「よみちゃんのこともちゃんと覚えてるよ」


 心配そうに私を見ていた人、星空みたいな綺麗な長い髪に、満月や三日月みたいな髪飾りを付けて、首から青白い勾玉を下げている女性は、よみちゃん。

 いつも分からないことがあれば教えてくれた人。


「良かったです、覚えていてくれて」


 そうしてほっとしたように微笑むよみちゃん。

 よみちゃんも幸せオーラがいっぱい見えるからすごく喜んでるだな。

 そう考えていると、下半身にドンッとちょっと強い衝撃が来る。

 視線を下に落とすと百ニ十センチくらいの少女が私の腰のあたりに腕を回して、私を上目遣いで見ていた。

 かわいい!


「……わたしは?」


「もちろんわらちゃんのことも覚えてるよ」


 私に抱き着いて見上げているかわいい少女、黒髪のおかっぱ頭に、四つ葉のクローバーの髪飾りを付けて、首から黄色の勾玉を下げた少女は、わらちゃん。

 幸せオーラについて教えてくれた子。


「……よかった」


 私に顔を埋めながら呟いたわらちゃん。

 わらちゃんの幸せオーラは前から見えないけれど、見えてたらいっぱい出てるんだろうな。

 そう思いながら、ちょうどいいところにあったわらちゃんの頭をなでる。


「……えへへ」


 かわいい!

 私に顔を埋めているから分からないけど絶対笑顔になってると思う。

 ふと顔を上げると、てらちゃんとよみちゃんが、私達を微笑ましい状況を見るような目で見ていた。

 そんな二人を見ていると、何か聞きたいことがあったような気がして考えて、思い出す。


「あ、そういえばなんでみんなここに居るの?」


「……さくらちゃん……しんぱい」


「心配ってどういうこと?」


「私達からしたら、貴女は突然消えたのよ?

 貴女が事故に遭ったって聞いたから急いでその場に向かったけど貴女はいなかった。

 正確には、体は残っていたけれど魂の方がなかったの。

 あの事故で貴女は亡くなった、これはまだわかるの。

 だけど、普通なら亡くなった直後は体から出た魂はしばらく近くを彷徨い死神などが案内に向かうの。

 それが間に合わなかったときのこともあるけど今わ関係ないから置いておくわね」


「う、うん」


「それで、当時の状況なのだけれど貴女が亡くなってから数分くらいでその場所についたの。

 だけど、さっきも言った通り魂がなかった。

 もうすでに死神が案内していった、ということもなかった。

 だから私は急いで周りを探したわ。

 それでも見つからなかったから、今度は、貴女と仲が良かった子達と協力しながら日本中を探したの。

 だけど見つからなかった。

 だから今度は世界中を探したわ。

 各神界の神々をおど…んんっ、説得して協力してもらってもらって探したけど見つからず、その間死神達からも桜を案内したという報告もなかった。

 そうして、次は宇宙を探そうとしていた矢先、微かにだけどあなたの気配を感じたの。

 でもそれは私達が居た世界ではなくて、別の世界だった。

 だから繋がりのない状況で行くことは出来なかった。

 だけど、貴女が無意識に座敷童の力を使ってくれたおかげで座敷童との繋がりが出来た。

 そこからは座敷童達と一緒に繋がりをたどってこの世界に来て、リエさんと()()()()して今に至るというわけよ。

 分かったかしら?」


「う、うん、わかった」


「そう、なら良かったわ」


 分かったけど、途中で言い直したよね!?

 絶対、脅してって言おうとしてたよね!?

 というか、無意識にわらちゃんの力を使ったって何!?

 いつ使ったの!?

 あと、おはなしって何!?

 凄く強調してたけど、どんなお話したの!?リエちゃん!?


『私の口からは何とも……』


 ほんとにどんな話をしたの!?

 ま、まあとりあえずそれは置いておいて。


「一旦今の話、整理させて」


 ちょっと情報量が多かったから休憩させてほしい。

神々との説得の一部


ア「ゼウス!貴方も探すの手伝いなさい!じゃないと貴方が私を口説いてきたことをヘラちゃんに言うわ

よ」


ゼ「分かった!分かったから!こっちでも探すから絶対に言わないでくれ!!!」


ヘ「何を絶対に言わないでほしいのかしら?」


ゼ「アッ」


ヘ「うちのバカがごめんなさいね?それと、是非手伝わさせてもらうわ。

あと、さっきの話今度詳しく聞かせてね?」


ア「分かったわ、ありがとうヘラちゃん」


ゼ「助けてくれーーーー!!!!!」


へ「黙りなさい!また後でじっくり言い訳を聞いてあげるから」


ア「頑張ってね!」


へ「そっちも頑張りなさいよ」


ゼ「嫌ーーーーーー!!!!!!!」


こんな会話があったとか、なかったとか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ